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【東日本】花粉飛散傾向2021

2020/09/30 13:51 ウェザーニュース

▼各エリアの見解をチェック
関東北陸・甲信北部東海・甲信南部

■関東

過去10年の花粉飛散量と2021年予想
2020年の夏は、梅雨明け後は平年より晴れてかなり暑くなりましたが、梅雨の長雨の影響が強く出て、日照時間は平年より少なくなりました。天候とここ数年の飛散傾向から2021年のスギ花粉飛散量は平年の57〜72%、2020年の145〜199%になる予想です。飛散量が少なかった2020年に比べて症状がつらくなる可能性があるため、早めに対策を施しておくと安心です。


     2020年比 平年比
茨城  163%  63%
栃木  199%  57%
群馬  189%  65%
埼玉  163%  65%
千葉  154%  72%
東京  154%  66%
神奈川 145%  67%

■北陸・甲信北部

過去10年の花粉飛散量と2021年予想
2020年の夏は、梅雨明け後は平年より晴れて暑くなりましたが、梅雨の長雨の影響が強く出て、日照時間は平年より少なくなりました。天候とここ数年の飛散傾向から2021年のスギ花粉飛散量は平年の70〜81%、2020年の191〜 274%になる予想です。飛散量が少なかった2020年に比べて症状がつらくなる可能性があるため、早めに対策を施しておくと安心です。なお、北陸で飛散するのはスギ花粉が中心で、 ヒノキ花粉の飛散は少ない傾向にあります。

     2020年比 平年比
新潟  191%   72%
富山  209%   75%
石川  245%   81%
福井  214%   73%
長野  274%   70%

なお、北陸で春に飛散するのは、例年スギ花粉がメインで、ヒノキ花粉は少ない傾向にあります。

■東海・甲信南部

過去10年の花粉飛散量と2021年予想
2020年の夏は、梅雨明け後は平年より晴れてかなり暑くなりましたが、梅雨の長雨の影響が強く出て、日照時間は平年より少なくなりました。天候とここ数年の飛散傾向から2021年のスギ花粉飛散量は平年の67〜96%、2020年の183〜281%になる予想です。飛散量が少なかった2020年に比べて症状がつらくなる可能性があるため、早めに対策を施しておくと安心です。


     2020年比 平年比
山梨 252%   67%
静岡 183%   84%
愛知 262%   82%
岐阜 281%   96%
三重 184%   95%

参考資料など

「平年」について
夏の天候:1981年〜2010年の30年間平均
花粉飛散量:2011年〜2020年の10年間平均