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台風12号(ドルフィン)発生 秋雨前線と作用し本州で大雨のおそれ

2020/09/21 13:10 ウェザーニュース

9月21日(月)12時、日本の南で発達中の熱帯低気圧が台風12号(ドルフィン)になりました。

本州の南に停滞する秋雨前線と作用し、東日本や西日本で大雨となるおそれがあるため今後の情報に注意してください。

▼台風12号 9月21日(月)12時
 存在地域   日本の南
 大きさ階級  //
 強さ階級   //
 移動     北 ゆっくり
 中心気圧   998 hPa
 最大風速   20 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 30 m/s
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週後半、太平洋側で大雨のおそれ

予想積算雨量
台風12号は顕著な発達は予想されていないものの、本州の南に停滞している秋雨前線の活動を活発化させたり、温帯低気圧の性質に変化して本州に接近する可能性があります。

21日(月)午後の段階で、最も雨の量が多くなりそうなのは紀伊半島周辺で、24日(木)夜にかけての48時間で300mmを超える大雨が予想されます。関東でも前線に近い房総半島を中心に雨が強まり、多い所では200mm以上の大雨となる見込みです。

西から近づく上空の気圧の谷との関係性などによって、今後の勢力や進路が変わってくるため、随時最新の予報を確認するようにしてください。ウェザーニュースでは引き続き影響を監視し、随時情報をお伝えします。

9月に入って3つ目の台風発生

平年の台風発生数
台風12号は9月に入って3つめに発生した台風です。9月の台風発生数の平年値は4.8個ですので、平均的かやや遅いペースです。

今年は7月までに発生した台風が合計2個ととても少なかったものの、8月は平年を上回る7個の台風が発生しているため、発生ペースが遅いとはいえ油断はできません。

秋が深まるにつれて、気圧配置の関係で本州方面に近づく台風も増える可能性があります。台風による大雨や暴風への備えを今一度ご確認ください。
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台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風12号の名前「ドルフィン(Dolphin)」は香港が提案した名称で、香港を代表する動物の一つ「白いるか」が由来です。
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