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台風9号は日本海へ 南から吹き込む風で太平洋側は激しい雨に

2020/09/03 10:03 ウェザーニュース

大型で強い勢力の台風9号(メイサーク)は朝鮮半島に上陸した後、日本海に進んで北上中です。台風に向かって吹き込む南からの湿った空気の影響で、太平洋側の各地は局地的に激しい雨の降るおそれがあります。

▼台風9号 9月3日(木)9時現在
 存在地域   日本海
 大きさ階級  大型
 強さ階級   強い
 移動     北 60 km/h
 中心気圧   965 hPa
 最大風速   35 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 50 m/s
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中心から離れた太平洋側は大雨に警戒

雨雲レーダー
台風9号に向かって吹く南西の風と、太平洋高気圧の縁を吹く南~南東の風が日本付近で合流し、太平洋側で雨雲が発達しています。

東海や関東にはライン状の活発な雨雲がいくつも見られ、9時40分までの1時間に愛知県南知多町で24.0mm、三重県御浜町で23.5mm、東京都青梅市で11.5mmの雨を観測しました。

明日4日(金)にかけても東海や近畿、四国では局地的に1時間に50mm以上の非常に激しい雨が降り、多い所では総雨量が200mm前後に達する大雨となるおそれがあります。道路冠水や河川の増水、土砂災害などに警戒をしてください。
>>最新の雨雲レーダー

日本海側は猛暑にも警戒

日本海側では台風9号に向かって吹く風が山越えとなり、昨日と同様にフェーン現象が発生します。晴れて気温が上昇し、体温並みの厳しい暑さになる予想です。

新潟県内の一部では9時前から35℃以上の猛暑日となっており、9月とは思えない暑さになるので熱中症をしてください。強風と乾燥により火災の広がりやすい状況となりますので、火の元にも注意が必要です。

<今日の予想最高気温>
38℃:三条(新潟)
37℃:鶴岡(山形)、長岡(新潟)、豊岡(兵庫)、鳥取
36℃:秋田、酒田(山形)、新潟、輪島(石川) など
>>今日の熱中症危険度は?

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風9号の名前「メイサーク(Maysak)」はカンボジアが提案した名称で、木の名前が由来です。
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