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東北・北陸は記録的大雨のおそれ 災害発生に厳重な警戒を

2020/07/28 07:07 ウェザーニュース

今日28日(火)は活動が活発な梅雨前線の影響で、東北から北陸で非常に激しい雨の降るおそれがあります。
道路冠水や河川氾濫、土砂災害の発生に厳重な警戒が必要です。

梅雨前線は東北付近に停滞

日本海から東北に伸びる梅雨前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込んで、活動が活発です。

発達した雲が断続的に通過している秋田県を中心に雨が激しく、秋田県由利本荘市北部付近では5時30分までの1時間に約100mmの雨が解析されたとして、記録的短時間大雨情報が発表されました。

また、アメダスによる観測では、6時30分までの1時間に秋田県東由利で30.0mm、新潟県弾崎で28.0mmの強い雨を観測しています。24時間の降水量は、秋田県大曲や雄和ですでに150mmを超えました。

6時30分現在、秋田県や岩手県、新潟県には大雨警報や土砂災害警戒情報が発表中です。
>>最新の雨雲レーダー
>>現在発表されている注意報・警報

記録的な大雨で災害発生のおそれ

これから今日の夕方にかけて発達した雨雲のかかりやすい状況が続き、局地的には1時間に60~80mmの非常に激しい雨の降る見込みです。雨雲のもととなる水蒸気が多量に供給され続けるため、風の状況などによっては線状降水帯が形成されて、1時間に100mm前後の猛烈な雨となる可能性もあります。

多いところでは昨日からの総雨量が300mm前後に達する予想です。48時間雨量の観測史上1位に匹敵するような、記録的な大雨となり、土砂災害や河川の氾濫、大規模な浸水などのおそれがありますので、厳重な警戒が必要です。

>>線状降水帯の発生可能性エリア
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