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梅雨前線は明日26日(日)も停滞 四国から東海は引き続き大雨警戒

2020/07/25 16:08 ウェザーニュース

明日26日(日)にかけて梅雨前線はほとんど停滞した状態が続きます。南からの湿った空気の影響を受けやすい四国から東海では引き続き大雨に警戒が必要です。
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雨のエリア縮小も局地的に強い雨

今日25日(土)午後は激しい雨のエリアが少なくなり、多少、雨は小康状態になっています。それでも局地的には活発な雨雲が見られ、16時までの1時間には静岡県富士宮市・白糸で35.5mm、和歌山県日高川町・川辺で23.5mmの雨を観測しました。

暖かく湿った空気の流入は続いているため雨雲は依然として発達しやすく、西日本から東日本の太平洋側を中心に、1時間に50mmを超えるような非常に激しい雨の降るおそれがあります。
» 線状降水帯解析 気象予報士専門解説

東海、紀伊半島、四国で200~300mmの雨を予想

27日(月)朝までの36時間予想積算雨量
特に雨が強まるのは、南西の風が山にぶつかって雨雲が発達しやすくなる東海や紀伊半島、四国の山沿いです。25日(土)夕方から27日(月)朝までの36時間に予想される雨の量は、200~300mmに達する所がある見込みです。線状降水帯が形成された場合は、1時間に80mmを上回るような短時間の猛烈な雨になる可能性もあります。

これまでの雨に加えて、さらに大雨となるため土砂災害の危険性が非常に高まり、河川の増水や氾濫の危険性が増すと考えられます。少なくとも明日26日(日)いっぱい、梅雨前線の動きによっては週明け27日(月)まで厳重な警戒が必要です。
» 会員向け ピンポイント大雨影響予測

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
*しずく☆さん