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四国から東海で大雨に警戒 関東も局地的な強い雨に

2020/07/25 07:04 ウェザーニュース

今日7月25日(土)は活発な雨雲が昨日より東に移動し、四国から近畿、東海で大雨に警戒が必要です。激しい雨や落雷、河川の増水、氾濫、土砂災害などに警戒してください。

また、来週の中頃には北陸や東北、関東などでまとまった雨が降り、大雨となる可能性があります。今後の情報に注意してください。
» 会員向け ピンポイント大雨影響予測

四国、近畿に土砂災害警戒情報発表中

雨雲レーダー
梅雨前線や南から流れ込む暖かく湿った空気の影響で、今朝は四国から東海、関東で局地的に雨が強まっています。6時30分までの1時間に静岡県浜松市・佐久間で32.5mm、兵庫県神戸市・神戸空港で15.0mmの雨を観測。24時間雨量は四国から近畿を中心に200mmを超えています。

6時30分現在、四国や近畿、中部の広い範囲に大雨警報が出ており、徳島県と兵庫県には土砂災害警戒情報が発表中です。
» 雨雲レーダー

さらに200~300mmの大雨を予想

明日26日(日)6時までの24時間雨量の予想
今日の午後にかけては梅雨前線がほとんど停滞するため、四国や近畿、東海の同じような所で断続的に激しい雨が降り、活発な雨雲の通過時には1時間に50mm以上の非常に激しい雨が降る見込みです。線状降水帯が形成されて停滞した場合には猛烈な雨が数時間にわたり降り続くおそれもあります。

特に高知県や和歌山県、岐阜県、静岡県などに雨雲がかかりやすい見通しで、明日26日(日)朝までの24時間雨量が200mmを超える可能性があります。

河川の氾濫や土砂災害、道路冠水や家屋の浸水等に警戒し、随時最新の気象情報や避難情報を入手するようにしてください。
» 線状降水帯解析 気象予報士専門解説

来週は北陸や東北で大雨のおそれ

予想天気図 29日(水)9時
連休明けは梅雨前線が日本海に北上するため、西日本では雨のピークを越えて夏空となることが予想されます。西日本では来週にも梅雨明けとなる可能性が高いと言えそうです。

一方、28日(火)頃から東日本方面では梅雨前線が南下し、北陸や東北、関東付近に雨雲のかかる日が続く可能性が高まってきました。梅雨明けは8月上旬にずれ込む可能性があります。

天気図で「梅雨前線」として解析されるかはわからないものの、湿った空気や上空の寒気の影響を受けて強い雨の降りやすい状況が数日間続くおそれがあり、大雨となるおそれがあります。過去に新潟や福島に豪雨をもたらした危険な気圧配置と似た予測をするシミュレーション結果もあるため、引き続き注目が必要です。
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