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関西などで強雨予想 警戒すべき所は?気象予報士が分析

2020/07/08 03:53 ウェザーニュース

7月8日(水)2時現在、梅雨前線上を移動する低気圧が瀬戸内海付近を東に進んでいます。

一部の雨雲は線状降水帯となって、九州で猛烈な雨を降らせましたが、九州北部では急速に解消傾向が見られています。朝にかけては中国・四国地方や関西などで大雨となるおそれがあります。
» 雨雲レーダー

気象予報士が詳しく解説します。

九州の線状降水帯は急速に解消 今後近畿方面で強雨

梅雨前線上の低気圧は福岡県沖から東進し、2時現在広島湾付近に解析される。九州では前線の東進南下に伴い、北中部の線状降水帯は急速に解消してきた。今後は鹿児島南部から宮崎方面で線状化のリスクは残るが、全体としては緩和傾向。

一方、低気圧前面~暖域側の四国・瀬戸内・近畿方面では降水域発達傾向。現状では顕著な組織化、線状化はないが、今後は一部で線状化の可能性あり。

低気圧は3時には広島県東部の福山付近、6時には兵庫県の姫路付近へ進む予想で、この前面での雨雲の急発達に要警戒。四国ではこれから朝にかけて、近畿北中部と北陸では昼前にかけて、近畿南部と東海・甲信では昼過ぎにかけて雨雲が発達しやすい。

この方面の降水強度は30〜50mm/h(激しい雨)、局所的にも可降水量レベルの50-70mm/h(非常に激しい雨)の予想だが、引き続き線状化と停滞の有無に留意。
» 線状降水帯解析 専門家解説

他人事にしないで

河川の増水や氾濫、土砂災害等が発生する危険性が高まっています。九州以外でも、大阪府内を含む多くの都道府県に土砂災害警戒情報【警戒レベル4(避難)相当】が発表されています。

レベル5を待たずに避難することが重要ですので、ご自身のいる場所の危険性を正しく把握せねばなりません。決して他人事と思わず、最新の気象情報や避難情報を入手し、早めの避難を心がけるようにしてください。
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