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非常に発達した雨雲が熊本を通過 激しい雨や落雷、突風に警戒

2020/07/07 12:13 ウェザーニュース

細長くのびる非常に発達した雨雲が熊本県周辺を通過しています。南西から暖かく湿った空気が流れ込んでいる所に、「トラフ」と呼ばれる上空の気圧の谷が進んでいることで、寒冷前線に近い形で雨雲が発達している状況です。

短時間の激しい雨や落雷、突風に警戒

こうした雨雲が通過する際は、短時間の非常に激しい雨に加えて、落雷や突風の危険性が高まります。10分程度の短い時間で10~20mm(1時間換算で50~80mm)の雨が降ることで、急激に冠水したり、中小の河川が増水し、地盤が緩んでいるため、短時間の強雨をきっかけに土砂災害が発生するおそれがあります。

雷が激しく、突風も伴うため、外に出るだけでも危険です。長崎市では10時29分に最大瞬間風速23.7m/s、熊本市は11時57分に17.0m/sを観測しています。窓や屋根を叩きつけるような雨音が聞こえる間は、できるだけ安全な場所で過ごすようにしてください。車の運転中は無理をせず、いったん路肩に止めるなどの対応も必要です。

ここから線状降水帯に移行し、激しい雨が長時間続くことも考えられますので、最新の気象状況をご確認ください。
» 現在、線状降水帯が発生しているエリア