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【東日本】花粉飛散傾向2020

2019.10.01発表

2019/10/01 12:41 ウェザーニュース

▼各エリアの見解をチェック
関東北陸・甲信北部東海・甲信南部

■関東

過去10年の花粉飛散量と2020年予想
2019年の夏は平年よりも暑くなりましたが、前線や湿った空気の影響で曇りや雨の日が多く、日照時間は平年を下回りました。このため、スギ・ヒノキの雄花の生長にはやや不向きな条件であったと考えられます。
 夏の天候とここ数年の飛散傾向から、2020年シーズンの花粉飛散量は平年の70〜76%、2019年シーズンの70〜79%となる予想です。
 ただし、風の強い日や雨上がりの晴天時などは花粉が飛散しやすいため、油断せず対策を行なってください。


     2019年比 平年比
茨城  76%  74%
栃木  70%  76%
群馬  75%  71%
埼玉  75%  70%
千葉  79%  71%
東京  75%  70%
神奈川 75%  71%

■北陸・甲信北部

過去10年の花粉飛散量と2019年予想
2019年の夏は平年よりも暑くなりましたが、日照時間は概ね平年並か平年をやや下回り、スギ・ヒノキの雄花の生長にはやや不向きな条件であったと考えられます。
 夏の天候とここ数年の飛散傾向から、2020年シーズンの花粉飛散量は、平年の71~93%、2019年シーズンの49~71%となる予想です。
 ただし、風の強い日や雨上がりの晴天時などは花粉が飛散しやすいため、油断せず対策を行なってください。なお、北陸で春に飛散するのはスギ花粉がメインで、ヒノキ花粉は少ない傾向にあります。

     2019年比 平年比
新潟  71%   93%
富山  61%   86%
石川  49%   83%
福井  61%   84%
長野  56%   71%

なお、北陸で春に飛散するのは、例年スギ花粉がメインで、ヒノキ花粉は少ない傾向にあります。

■東海・甲信南部

過去10年の花粉飛散量と2019年予想
2019年の夏は平年よりも暑くなりましたが、前線や湿った空気の影響で曇りや雨の日が多く、日照時間は平年を下回りました。このため、スギ・ヒノキの雄花の生長にはやや不向きな条件であったと考えられます。
 夏の天候とここ数年の飛散傾向から、2020年シーズンの花粉飛散量は、平年の82~98%、2019年シーズンの44~71%となる予想です。
 ただし、風の強い日や雨上がりの晴天時などは花粉が飛散しやすいため、油断せず対策を行なってください。


     2019年比 平年比
山梨 71%   82%
静岡 58%   90%
愛知 52%   92%
岐阜 48%   98%
三重 44%   92%

参考資料など

「平年」について
夏の天候:1981年〜2010年の30年間平均
花粉飛散量:2010年〜2019年の10年間平均