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【東日本】第2回花粉飛散傾向

2018.12.4発表

2019/01/18 16:40 ウェザーニュース

▼各エリアの見解をチェック
関東北陸・甲信北部東海・甲信南部

■関東
スギ花粉の飛散開始は2月初め〜

2019年花粉の飛散ピーク予想
■飛散開始時期は平年並かやや早め
この冬は暖冬傾向ですが、断続的に寒気が流れ込んで休眠打破が適度に起こり、花粉の飛散開始時期は平年並かやや早くなる見込みです。寒さが緩むタイミングで花粉が飛び始め、2 月上旬には花粉シーズンに入る予想です。
その後2月下旬〜3月中旬にスギ花粉、3月下旬〜4月中旬にヒノキ花粉の飛散ピークを迎えるとみています。

■飛散量予想
2019年シーズンの予想飛散量は、平年の2倍以上となり、非常に多い予想です。また、2018年シーズンと比べても、1.69〜6.83 倍となる見通しです。特に、ピーク時は大量飛散の恐れがあります。2014年〜2018年は、飛散量が比較的少ない年が続きましたが、2019年はここ数年に比べて症状がつらく感じる可能性が高いため、しっかり対策を行ってください。

     2018年比 平年比
茨城  169%   114%
栃木  566%   258%
群馬  683%   229%
埼玉  482%   311%
千葉  322%   160%
東京  426%   235%
神奈川 564%   229%

■北陸・甲信北部
スギ花粉の飛散開始は2月下旬〜

2019年花粉の飛散ピーク予想
※甲信北部:長野県(北部)
■飛散開始時期は平年並かやや早め
この冬は暖冬傾向ですが、断続的に寒気が流れ込んで休眠打破が適度に起こり、花粉の飛散開始時期は平年並かやや早くなる見込みです。2 月の寒さが緩むタイミングで花粉が飛び始め、2 月下旬に花粉シーズンに入る予想です。
その後、3月上旬〜下旬にスギ花粉、4月上旬〜中旬にヒノキ花粉に飛散ピークを迎えるとみています。

■飛散量予想
2019年シーズンの予想飛散量は、平年より多い1.63〜1.97 倍、2018年シ ーズンの2.07〜4.18倍となる予想です。特に、ピーク時は大量飛散の恐れがあります。2014年〜2018年は、飛散量が比較的少ない年が続きましたが、2019年はここ数年に比べて症状がつらく感じる可能性が高いため、しっかり対策を行ってください。


     2018年比 平年比
新潟  229%   197%
富山  361%   163%
石川  418%   193%
福井  207%   188%
長野  231%   171%

なお、北陸で春に飛散するのは、例年スギ花粉がメインで、ヒノキ花粉は少ない傾向にあります。

■東海・甲信南部
スギ花粉の飛散開始は2月上旬〜

2019年花粉の飛散ピーク予想
※甲信南部:山梨県・長野県(中南部)
■飛散開始時期は平年並かやや早め
この冬は暖冬傾向ですが、断続的に寒気が流れ込んで休眠打破が適度に起こり、花粉の飛散開始時期は平年並かやや早くなる見込みです。2 月の寒さが緩むタイミングで花粉が飛び始め、2月上旬〜中旬に花粉シーズンに入る予想です。
その後、2月下旬〜3月中旬にスギ花粉、3月下旬〜4月中旬にヒノキ花粉の飛散ピークを迎えるとみています。

■飛散量予想
2019年シーズンの予想飛散量は、平年より多い1.22〜2.43倍、2018年シーズンの1.84〜5.47倍となる予想です。特に、ピーク時は大量飛散の恐れがあります。2014年〜2018年は、飛散量が比較的少ない年が続きましたが、 2019年はここ数年に比べて症状がつらく感じる可能性が高いため、しっかり対策を行ってください。


     2018年比 平年比
山梨  340%   243%
静岡  388%   123%
愛知  547%   194%
岐阜  184%   148%
三重  410%   122%

参考資料など

「平年」について
夏の天候:1981年〜2010年の30年間平均
花粉飛散量:2009年〜2018年の10年間平均