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【北日本】第2回花粉飛散傾向

2018.12.4発表

2019/01/18 16:39 ウェザーニュース

▼各エリアの見解をチェック
北海道東北北部東北南部

■北海道(※シラカバ花粉)
飛散開始は4月中旬〜

2019年花粉の飛散ピーク予想
■飛散開始時期は平年並
この冬は平年並の寒さとなって休眠打破が適度に起こり、シラカバ花粉の飛散開始時期は概ね平年並となる見込みです。4月以降、寒さが緩むタイミ ングで花粉が飛び始め、道南など早い所で4月中旬、その他のエリアでは4月下旬から5月にかけて花粉シーズンに入るとみています。道南や道央エリアの飛散ピークはゴールデンウィーク前後、道北や道東では5月中旬で6月に入ると段々と飛散量は少なくなる見込みです。

■飛散量予想
2019年シーズンのシラカバ花粉の飛散量は、平年並で1.13 倍、2018年シーズンの0.82倍となる予想です。平年並の予想ではありますが、雨上がりの翌や強風時には、一時的に大量飛散する恐れがあるため、油断せず対策が必要です。

    2018年比 平年比
北海道 82% 113%

■東北北部
飛散開始は3 月上旬〜

2019年花粉の飛散ピーク予想
■飛散開始時期は平年並
この冬は平年並の寒さとなって休眠打破が適度に起こり、花粉の飛散開始時期は平年並となる見込みです。3月になると段々寒さが緩み、太平洋側から花粉の飛散が始まる予想です。
飛散ピークは3月下旬〜4月上旬で、4月中旬以降飛散量は段々と少なくなる見込みです。

■飛散量予想
2019年シーズンの予想飛散量は、平年並の 1.01〜1.13 倍、2018 年シーズンの1.44〜1.67倍になる予想です。2018年シーズンと比べて、症状がつらく感じる可能性があるため、しっかり対策を行ってください。

   2018年比 平年比
青森 167% 113%
岩手 144% 106%
秋田 151%  101%

なお、東北北部で春に多く飛散するのはスギ花粉で、ヒノキ花粉はほとんど飛散しません。

■東北南部
飛散開始は2月下旬〜

2019年花粉の飛散ピーク予想
■飛散開始時期は平年並
この冬は平年並の寒さとなって休眠打破が適度に起こり、花粉の飛散開始時期は平年並となる見込みです。2月の寒さが緩むタイミングで花粉が飛び始め、2月下旬〜3月上旬に太平洋側から花粉シーズンに入ると予想しています。

飛散ピークは3月中旬〜下旬で、4月上旬以降飛散量は段々少なくなる見 込みです。

■飛散量予想
2019年シーズンの予想飛散量は、平年よりも多い 1.16〜1.75 倍、2018年シ ーズンの1.81〜2.57倍になる予想です。特に、ピーク時は大量飛散の恐れがあります。2014年〜2018年は、飛散量が比較的少ない年が続きましたが、 2019年はここ数年に比べて症状がつらく感じる可能性が高いため、しっかり対策を行ってください。

   2018年比 平年比
宮城  257% 157%
山形  181%  116%
福島  234%  175%

なお、東北南部で春に多く飛散するのはスギ花粉で、ヒノキ花粉はほとんど飛散しません。

参考資料など

※「平年」について
夏の天候:1981年〜2010年の30年間平均
花粉飛散量:2009年〜2018年の10年間平均