花粉シーズン開始は2月初め、関東・九州南部などが一番乗りに
スギの雄花は冬の寒さを経験することで休眠から目覚め(休眠打破)、寒さがピークを過ぎて暖かくなると、花粉が飛散し始めます。このため、冬の適度な寒さと春の気温上昇が、飛散開始タイミングを左右します。
花粉飛散開始時期に影響する2018年12月〜2019年2月の気温は、平年並か平年より高い予想です。西・東日本を中心に暖冬傾向ですが、断続的な寒気の流れ込みに伴って休眠打破が起こり、2019年シーズンのスギ・ヒノキ花粉飛散開始時期は平年並かやや早いと考えています。
2月初めに関東や九州南部を中心に飛散が始まり、2月中旬に近畿や東海など西・東日本の広範囲で、2月下旬に北陸や東北南部、3月上旬に東北北部でも飛散が始まる予想です。
花粉飛散開始時期に影響する2018年12月〜2019年2月の気温は、平年並か平年より高い予想です。西・東日本を中心に暖冬傾向ですが、断続的な寒気の流れ込みに伴って休眠打破が起こり、2019年シーズンのスギ・ヒノキ花粉飛散開始時期は平年並かやや早いと考えています。
2月初めに関東や九州南部を中心に飛散が始まり、2月中旬に近畿や東海など西・東日本の広範囲で、2月下旬に北陸や東北南部、3月上旬に東北北部でも飛散が始まる予想です。
西・東日本のスギ花粉のピークは2月下旬〜3月中旬
スギ花粉の飛散ピークは、西・東日本の広範囲で2月下旬〜3月中旬、東北で3月中旬〜4月上旬の予想です。
3月が終わりに近づくとスギ花粉のピークは越え、代わって西日本からヒノキ花粉が増えていきます。
太平洋側のエリアで概ね3月下旬〜4月上旬、日本海側のエリアで4月上旬〜中旬にヒノキ花粉飛散量がピークとなる予想です。
また、シラカバ花粉が飛散する北海道では、道南・道央でゴールデンウィーク前後、道北・道東で5月中旬に飛散ピークを迎える予想です。
3月が終わりに近づくとスギ花粉のピークは越え、代わって西日本からヒノキ花粉が増えていきます。
太平洋側のエリアで概ね3月下旬〜4月上旬、日本海側のエリアで4月上旬〜中旬にヒノキ花粉飛散量がピークとなる予想です。
また、シラカバ花粉が飛散する北海道では、道南・道央でゴールデンウィーク前後、道北・道東で5月中旬に飛散ピークを迎える予想です。
記録的猛暑の影響で、東日本を中心に6年ぶり大量飛散となる恐れ
2019年のスギ・ヒノキ花粉シーズンの花粉飛散量は、西日本の一部で平年をやや下回る地域もありますが、全国的に平年並か、平年より多い予想です。
全国平均で平年の6割増となり、特に、東日本を中心に予想飛散量が平年の1.5〜3倍になるとみています。
また、全国的に花粉飛散量が少なかった2018年と比べても、北海道を除いて花粉飛散量はほとんどの地域で多くなる予想です。東日本を中心に、6年ぶりの大量飛散となる恐れがあるため、ここ数年、花粉症の症状が軽かった方やまだ発症したことがない方も油断せず、2019年シーズンはしっかり対策を行ってください。
>>2019年の花粉飛散量は?
全国平均で平年の6割増となり、特に、東日本を中心に予想飛散量が平年の1.5〜3倍になるとみています。
また、全国的に花粉飛散量が少なかった2018年と比べても、北海道を除いて花粉飛散量はほとんどの地域で多くなる予想です。東日本を中心に、6年ぶりの大量飛散となる恐れがあるため、ここ数年、花粉症の症状が軽かった方やまだ発症したことがない方も油断せず、2019年シーズンはしっかり対策を行ってください。
>>2019年の花粉飛散量は?
台風による影響は限定的の見込み
ウェザーニュースでは、2018年11月10日〜16日に全国のウェザーニュース会員と協力し、花粉の発生源となるスギ雄花を調査。(調査期間:2018年11月10日〜16日、 報告数:658 件)
“雄花リポート”を調べたところ、全国的に「例年/昨年より 多い」という報告数が、「例年/昨年より少ない」という報告数を上回りました。また、近畿や東日本のウェザーニュース会員からは、台風によるスギの倒木や塩害によって枯れたスギの報告が寄せられましたが、台風による影響は限定的で、飛散量を大きく減少させる水準ではないと考えています。
“雄花リポート”を調べたところ、全国的に「例年/昨年より 多い」という報告数が、「例年/昨年より少ない」という報告数を上回りました。また、近畿や東日本のウェザーニュース会員からは、台風によるスギの倒木や塩害によって枯れたスギの報告が寄せられましたが、台風による影響は限定的で、飛散量を大きく減少させる水準ではないと考えています。