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北海道では猛吹雪への警戒続く
えりも岬では45m/s近い暴風を観測

2018/03/02 12:00 ウェザーニュース

オホーツク海にある発達した低気圧の影響で、昨日1日(木)から北日本を中心に暴風が吹き荒れています。
きょう2日(金)は、雪も加わって猛吹雪となっているところがあるので、視界が非常に悪い間は外出は極力控えるようにしてください。
>>ライブカメラで外の様子を見る

各地で台風並みの暴風に

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オホーツク海にある低気圧の中心気圧は、午前9時の時点で964hPaと台風並みにまで低下。
北海道を中心に北日本では暴風が吹き荒れています。

<各地の最大瞬間風速(11:30まで)>
  北海道 えりも岬 44.3m/s
  北海道 浦河 37.4m/s
  札幌 25.9m/s
  青森 28.9m/s
  秋田 30.2m/s

このあとも、夜遅くにかけて、北海道の道央や道北、道東を中心に、北日本の沿岸部では暴風が予想されています。

平均でも、風速20m/sを超え、瞬間的には40m/sに近い暴風が吹くので、警戒が必要です。
>>現在の風の強さを確認

ホワイトアウトに警戒を

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札幌市手稲区より(2日11:30撮影)
札幌市手稲区で撮影された写真を見ると、道路の奥は真っ白に霞んで見えていません。
また、手前に見える信号機は点灯していない(停電している)ようにも見えます。

このように、暴風に雪が加わることにより視界が悪化して、周囲の状況がほとんど確認できない「ホワイトアウト」の状態になる恐れがあります。

このあとも北海道の道央や道北など日本海側では、猛吹雪に警戒が必要となります。できるだけ外出は控えるようにしてください。

道東では、雪はそこまで強くなりませんが、暴風が吹き荒れるので、地吹雪によって、視界が全くきかなくなる恐れがあります。

吹き溜まりにも注意を

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北海道富良野市より(2日9:55撮影)
また、暴風が突き付けることによってできる「吹き溜まり」にも注意が必要です。
短時間に一気に積雪が増え、車が埋まるような事態になることもあります。道路上に発生することもあるので、猛吹雪の時は外出は避けるようにしてください。

5年前には猛吹雪で被害も

ちょうど5年前の3月2日、猛吹雪が吹き荒れ、大きな被害をもたらしました。
やむを得ず外出をする場合は、吹雪に遭遇した場合の備えをしっかりとしておく必要があります。

荒天は今日いっぱい続く

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今回の荒天は2日(金)いっぱい続く予想です。
特に夕方までは各地で非常に風が強いので、できるだけ外出は避けるようにしてください。

日没後は暴風はだんだんと落ち着きますが、暗くて周囲の状況が確認しづらくなります。
暴風が収まったとしても、細心の注意を払った行動をお願いします。
>>このあとの天気を詳しくチェック
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