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暴風雪の時に、止むを得ず車で外出する時の注意点

2017/12/11 11:06 ウェザーニュース

暴風雪による被害の中でも特に多いのが、多重衝突事故や道路での立ち往生など車に関するもの。

とはいえ、雪が降っていても止むを得ず車で外出しなければいけない…という状況もありますよね。
そんな時はどのようなことに気をつけるべきなのでしょう。

車が立ち往生した時の準備をしておく

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車に乗る前に燃料が十分であるかをしっかり確認することはもちろんですが、車が立ち往生した時のことを想定し、図のようなグッズを準備しておくことも忘れないようにしてください。

走行時の危険性1:ホワイトアウト

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(2月26日 北海道)
サラサラとした乾いた雪が降るエリアでは、雪が風や車の排気ガスによって巻き上げられ、視界が真っ白になる「ホワイトアウト」が度々発生します。

見通しが悪い状況下では、追突事故を引き起こす恐れがありますので、ハザードランプを点灯させた上で、ゆっくりと路肩によけるようにしてください。

走行時の危険性1:吹き溜まり

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道路には、周りより一段低くなっている切土道路というものがあります。
このような道路は吹き溜まりができやすくなります。

数十cmなら大丈夫だろうと思いがちですが、たった20cmでも発進が困難になったり、ハンドルを取られてしまうことも。
無理に通ろうとはせず、対向車を待って避けて運転するようにしてください。

無理に運転を続けない

たとえ走り慣れている道でも、運転が困難な状況で無理に走り続けることは危険を伴います。

近くにコンビニなど車を停めるところがある場合には、そこで最新情報を確認しながら天気の回復を待つことも大切です。

参考資料など

【参考・参照元】
北海道防災情報「これだけは知っておこう!防災知識 雪害に備える」http://kyouiku.bousai-hokkaido.jp/wordpress/
「車が立ち往生したり遭難したときの心得」,『季刊SORA』2009冬号vol.3,p50-p51,IDP出版
国土交通省北海道開発局、気象庁札幌管区気象台、北海道庁、国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所制作「出来ていますか?暴風雪への備え!」http://www.jma-net.go.jp/sapporo/bousaikyouiku/schoolbousai/boufusetsu/ippan.pdf