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レア度で解説!めったに見られない虹色現象とは?

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2018/11/07 11:22 ウェザーニュース

福岡県福岡市(2016.03.25)

虹と言えば、空にかかる七色のアーチ状の光の現象。こんな虹がかかると、なんだか嬉しくなってしまいますよね。
この「虹」以外にも、七色に輝く現象が空に浮かび上がることがあるのをご存知ですか?よく見られる現象もあれば、年に1度見られるかどうかという超レアな現象までたくさんの種類があります。

どのような現象が見られるのか、実際に届いた写真と共にご紹介していきます。

ハロ (レア度:★)

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2014年撮影
空の高い所に太陽が透けて見えるくらいの薄い雲が広がっている時、太陽の周りにボンヤリと見える光の輪のことを「ハロ(日暈)」といいます。
低気圧接近時などに見られることが多く、これが見られたあと、雲が厚みを増してきたら「天気下り坂のサイン」です。

幻日(レア度:★★)

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2015年撮影
太陽の横で虹色に輝く現象。片方だけ見られる時もあれば、両脇に現れることもあります。空気中の小さな氷の粒によって屈折されてできます。朝や夕方など、太陽の高さが低くなる時に見られます

環天頂アーク( レア度:★★★)

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2015年撮影
頭上高く、下側にへこんだ弓形に見える虹色現象。その形から「逆さ虹」とも呼ばれます。太陽光が、上層の巻雲や巻層雲などの氷の粒によって屈折することで出現します。
太陽高度が高すぎると見えなくなります。日の出後(朝)か、日の入り前(夕方)の間しか見ることができません。

環水平アーク(レア度:★★★)

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2015年撮影
太陽の高さが高い時に見られる現象のため、太陽が高くのぼる季節にしか見られない現象です。そのため、日本では3月~9月頃のお昼前後にしか見られませんが、出ると視界に入りやすく目撃されやすい現象です。

幻日環(レア度:★★★★)

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2010年撮影
天頂を中心として、太陽上を通る光の輪のこと。ハロや幻日と一緒に見られることが多く、完全な輪となって見られることが少ないレア光学現象です。

ラテラルアーク(レア度:★★★★★)

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2015年撮影
ハロよりもさらに太陽から離れた位置に見られる現象。太陽から上に見られるものを「上部ラテラルアーク」、太陽よりも下に見られるものを「下部ラテラルアーク」といいます。こちらも、空気中の氷の粒によって屈折されてできる虹色現象。1年で1度見られるかどうかというレア光学現象です。

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