40年ぶりの記録に
8月1日以来、東京では連日、0.0mm以上の降水を観測、今日で16日目。8月に東京で16日連続で雨が観測されるのは1977年以来、40年ぶりです。猛暑はすっかり息をひそめ、8月だというのに夏らしさを感じられない天気が続いています。
ちなみに、東北の仙台では、なんと26日間も雨を観測していてまさに長雨となっています。
※1977年は8/6〜8/27の22日連続で0.0mm以上の降水を観測。
ちなみに、東北の仙台では、なんと26日間も雨を観測していてまさに長雨となっています。
※1977年は8/6〜8/27の22日連続で0.0mm以上の降水を観測。
原因は例年にない気圧配置…
この、梅雨のような季節外れの長雨をもたらしているのが、例年にない気圧配置なんです。上の図ではごちゃごちゃしてしまいますので、２つの点に注目してお話します。
原因その1：オホーツク海高気圧
今年の8月は上空の風の流れの影響でオホーツク海高気圧が強まっています。オホーツク海高気圧は北日本太平洋側〜関東にジメジメした冷たい気流を送り込む高気圧。この高気圧の勢力が強いため、8月の関東は夏らしくないジメジメした天気が続き、8月に入ってから16日連続で雨が降りました。
原因その２：弱い太平洋高気圧
今年の太平洋高気圧は、西への張り出しは強いものの、北への張り出し弱く、関東方面をしっかり覆いきれていません…。強いオホーツク海高気圧と弱い太平洋高気圧のダブルパンチで、関東では夏らしくない8月になっています。
このまま夏は終わっちゃう？
来週までは曇りや雨のスッキリしない天気が続き、夏らしくない空が続きそうです。でも、8月末までには太平洋高気圧のパワーが復活して、強い日差しと暑さが戻ります。8月末〜9月上旬は平年より気温が高めとなる予想。復活する暑さは、夏の終わりの「駆け込み残暑」となりそうです。
>>この先の週間天気
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