8月の南の空
この時期はわし座が天高く昇ってきて、夏の大三角の1つである、1等星のアルタイルが輝きます。アルタイルは、アラビア語で「飛ぶ鷲」という意味の言葉の一部をとったもので、「落ちる鷲」の意味を持つベガと対をなす星です。また、わし座の側ではへびつかい座とへび座が輝きます。へびつかい座は名医アスクレピオスの姿で、医学の象徴とされたへびとワンセットで、夜空で佇んでいます。
8月の北の空
北の夜空に輝くアンドロメダ座付近では、私たちが暮らす銀河系から200万光年以上離れた所にある『アンドロメダ銀河』がボンヤリと見られます。図のようにカシオペヤ座からアンドロメダ座の星「ミラク」を辿るようにして夜空を見ると、アンドロメダ銀河を探し当てることができます。