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花粉 Ch

花粉の飛散予報を確認して、花粉症対策にお役立てください。

ヨモギ(蓬)(キク科ヨモギ属)

飛散時期

8月〜10月ごろ

主な特徴

  • 身近な場所にごく普通に生える多年草で、しばしばあたり一面の群落を形成します。春に芽を出した後、茎は枝分かれしながらのび、夏には1メートル前後の草丈になります。9月から10月頃、茎の中・上部に茶色い花をびっしりと咲かせます。
  • 葉の形は個体差が大きく、また同じ株でもつく場所によってだいぶ変化します。葉柄と茎の接合部分には、仮托葉と呼ばれる小さな葉のようなものがあります。生育期の葉は表面は緑色ですが、裏面は白い綿毛に覆われています。全草に芳香があり、かつては邪気払いや魔よけの効果があると考えられていました。
  • ヨモギの名前の由来は諸説あります。お灸に使うことから善燃草という説が多数派のようですが、真偽は不明です。

有用だけど有害?

ヨモギの新芽は、やわらかくて香り高いため、草餅に入れたり、春の味覚として天ぷらなどにして食べられています。古くから薬草としても利用されており、現代でも乾燥させた葉は、健康茶や入浴剤に使われています。また、乾燥させた葉から取った綿毛はお灸に使われてきました。その一方で風媒花なので、秋の花粉症の主要な原因植物としての側面も持っています。

参考資料など

引用元:野田市役所「草花図鑑>ヨモギ(蓬)(キク科 ヨモギ属)」

写真提供:東京都アレルギー情報navi.