花粉の飛散予報を確認して、花粉症対策にお役立てください。
ヒノキ(檜)(ヒノキ科ヒノキ属)
飛散時期
3月中旬から5月下旬まで
ピーク時期
3月下旬から4月頃
主な特徴
- 日本固有種で、山地の林内に自生する常緑高木です。幹はまっすぐのびて高さ30メートルほどにもなります。木材は最上級の品質で腐りにくいことから建築材などに用いられ、各地で植林が行われています。市内では社寺林に植えられることが多く、ほこらの建て替え用の材木として活用されています
- 雌雄同株ですが、雄花と雌花が別々に咲きます。特に雄花は花粉を大量に撒き散らし、スギと並んで、春の花粉症のツートップとなっています。花期はスギよりやや遅く、3月から4月頃です。
- ヒノキはもともと「火の木」の意味で、古くは火起こし用の木として使われたと言われています。樹皮は腐りにくい性質があり、昔は屋根を葺くのにも使われました。
フィトンチッドの効果
森林の中で深呼吸をしながら歩くと、とてもすがすがしい気持ちになりますね。これはヒノキなどの針葉樹から放出されるフィトンチッドによる癒し効果です。フィトンチッドは、植物が放出する揮発性物質の総称で、害虫や雑菌の繁殖を抑えるなど植物にとって重要な役割を果たしています。ヒノキは香りがよく、木材が腐りにくいことで有名ですが、これもこの成分が関係しています。
参考資料など
引用元:野田市役所「草花図鑑>ヒノキ(檜)(ヒノキ科 ヒノキ属)」
写真提供:東京都アレルギー情報navi.