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2011年07月23日
[23(土)16時22分更新]火山灰の思わぬ影響
24(日)も晴れて暑くなります。午後はニワカ雨の可能性がありますが、降っても土石流や泥流を引き起こすような強い雨はありません。
▼火山灰リポート
「今日は物置の整理大会やってます。ただ、物を出していたら様子が変。灰がかなり入り込んでいるだけでなく、雨水か溜まってる。先日の台風の雨かなと思うんですが、昨年までは激しい雨でもそんなことはなかったので、火山灰で錆が進んで、弱ってしまったところに、横殴りの雨だったのかも…。思わぬ被害でした。」
[宮崎県都城市 QJR さん]↑思わぬ所で、影響がありました。
たまった灰はそのままにせず、こまめに掃除を行いましょう。
◆23(土)夜~24(日)の火山灰予想
新燃岳が噴火した場合、噴煙は北~東方向に流れます。
【宮崎県】
高原町、都城市、小林市、えびの市、宮崎市、綾町、国富町、新富町、高鍋町、川南町、都農市、木城町、西都市、西米良村、椎葉村、美郷町、日向市
【鹿児島県】
霧島市の一部
【熊本県】
あさぎり町、水上村、湯前町、多良木町、錦町
◆火山灰から身を守るための対策をチェック!
【こちらから】
└独立行政法人防災技術研究所の火山灰から身を守ろう!をもとに内閣府が作成
◆土石流発生のサインについて
・雨が降っているのに河川の水位が下がってきた
・雨が弱まったら急に河川の水位が下がった
こういった減少は、土石流の危険が高まっているサインです。(上流でせき止められている可能性があり、それが崩れると土石流が発生)
◆避難時の注意点
・ハザードマップで土石流防災区域を再度確認し、明るいうちの避難を心がけて下さい。
・斜面からの茶色い水の流出や山からの轟音など、前兆と思われる現象があれば、迅速な避難を検討して下さい。
・避難時にしようする道路が土石流防災区域に該当する場合があります。予め避難経路を確認して下さい。特に国道10号の規制情報など、各種交通情報にもご注意を。
・周りの皆さんと声をかけ合い、安全を確保しながら避難するようにして下さい。また、他のエリアも自治体の情報をこまめに確認し、いつでも避難できるよう、準備をするようにして下さい。
▼注意点
・ハザードマップから土石流防災区域を再度確認。早めの避難が大切です。
・斜面から茶色い水が流れ出したり、山からの轟音など、前兆現象と思われる現象があれば、早めの避難を検討してください。
・避難時に使用する道路が土石流防災区域に該当する場所もあります。予め避難経路を確認してください。
◆土石流による避難勧告基準 ※2011/06/30更新
【都城市(高野町の一部・御池町・吉之元町)】
避難勧告発令:1時間35ミリ以上の雨量が予想される時
避難準備情報発表:避難勧告の発令が予想される時
【都城市(山田町の一部・夏尾町)】
避難勧告発令:都城市に土砂災害警戒情報が発表された時
避難準備情報発表:避難勧告の発令が予想される時
【高原町】
避難勧告発令:
24時間の先行雨量が150ミリに達し、1時間の雨量35ミリに達した後、その後も1時間35ミリ以上の雨量が予想される時
避難準備情報発表:
24時間の先行雨量が150ミリに達し、1時間の雨量35ミリ以上の雨量が2時間以上継続すると予想される時
新燃岳は噴火警戒レベル3のままです。
【1】新燃岳から約3km以内では噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石等に警戒が必要です。
【2】風下側では降灰や風の影響を受ける小さな噴石(火山レキ)に注意が必要です。これまでの噴火では直径4~6cmの小さな噴石が火口から約10kmにまで達しています。
【3】爆発的噴火に伴う大きな空振に注意が必要です。
【4】雨の日は泥流や土石流に注意が必要です。
◆事前の確認事項◆
【1】危険エリアには近づかない
火砕流は高温の岩石と火山ガスが時速100km以上のスピードで流れ下る現象です。発生してから逃げることはできません。3km以内の危険エリアには立ち入らず、危険エリア周辺では自治体の指示に従って下さい。
【2】危険エリアではなくても…
火砕流が到達しない離れたエリアでも爆発的な噴火の場合、風下では噴石や降灰の可能性があります。むやみに外出せず、避難などのやむを得ない場合は、ヘルメットや傘で頭を保護し、マスク着用は必須です。
【3】事前に危険エリアの確認を
現在、噴火警戒レベル3ですが、レベル4、5になった時に、自分の場所が影響するかどうか、事前に自治体HPにある【ハザードマップ(宮崎県のHPより)】の確認をおすすめします。