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2011年05月08日
10(火)から雨が続く[8(日)18時00分更新]
◆最新の天気見解
9(月)は穏やかな空。ただ、ゆっくりと天気は下り坂で、10(火)には本降りの雨となります。さらに雨は13(金)まで続き、「梅雨の走り」といった空に。強い雨が長引けば、土石流や泥流の発生する危険性が高くなります。谷や川筋に近寄らないようにして下さい。
なお、新燃岳ではここ数週間は10日に1回ほどの割合で噴火しています。引き続き噴火に注意が必要です。
◆【8(日)夜~9(月)】の火山灰予想
新燃岳が噴火した場合、噴煙は東北東方向へ流れます。
【宮崎県】
高原町、小林市、都城市、綾町、国富町、宮崎市、西都市、新富町、高鍋町、川南町、木城町、都農町、日向市、西米良村
【鹿児島県】
鹿児島県内に影響はない予想です。◆火山灰から身を守るための対策をチェック!
【こちらから】
└独立行政法人防災技術研究所の火山灰から身を守ろう!をもとに内閣府が作成
◆土石流による避難勧告基準
【都城市】
避難勧告:1時間10ミリ以上の雨量が予測される時
避難準備:勧告の発令が予想される時
【高原町】
避難勧告:24時間の先行雨量が40ミリに達した時、1時間の雨量10ミリに達し、その後も1時間10ミリ以上の雨量が予測される時
避難準備:24時間の先行雨量が40ミリに達した時、1時間10ミリ以上の雨量が2時間以上継続すると予測される時
新燃岳は噴火警戒レベル3のままです。
【1】新燃岳から約3km以内では噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石等に警戒が必要です。
【2】新燃岳から約3km以内では噴火に伴う火砕流に警戒が必要です。(対象地域→宮崎県:小林市、高原町 鹿児島県:霧島市)
【3】風下側では降灰や風の影響を受ける小さな噴石(火山レキ)に注意が必要です。これまでの噴火では直径4~6cmの小さな噴石が火口から約10kmにまで達しています。
【4】爆発的噴火に伴う大きな空振に注意が必要です。
【5】雨の日は泥流や土石流に注意が必要です。
◆事前の確認事項◆
【1】危険エリアには近づかない
火砕流は高温の岩石と火山ガスが時速100km以上のスピードで流れ下る現象です。発生してから逃げることはできません。3km以内の危険エリアには立ち入らず、危険エリア周辺では自治体の指示に従って下さい。
【2】危険エリアではなくても…
火砕流が到達しない離れたエリアでも爆発的な噴火の場合、風下では噴石や降灰の可能性があります。むやみに外出せず、避難などのやむを得ない場合は、ヘルメットや傘で頭を保護し、マスク着用は必須です。
【3】事前に危険エリアの確認を
現在、噴火警戒レベル3ですが、レベル4、5になった時に、自分の場所が影響するかどうか、事前に自治体HPにある【ハザードマップ(宮崎県のHPより)】の確認をおすすめします。