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2011年04月21日
金曜日は雨が降りだす[21(木)23時更新]
◆最新の天気見解
新燃岳周辺は次第に雲が増えて、22(金)の午後になると雨が降りやすくなります。この雨は強くなることはありませんが、念のため土石流や泥流に注意し、谷筋や沢筋に近づかないようにして下さい。次に日差しの出る予想は24(日)です。
◆21(木)夜~22(金)の火山灰予想
21(木)夜~22(金)に新燃岳が噴火した場合、噴煙は北東から東方向にかけての広い範囲に流れる予想です。
【宮崎県】
高原町、都城市、えびの市、小林市、宮崎市、綾町、国富町、西米良村、西都市、木城町、新富町、高鍋町、川南町、都農町、椎葉村、美郷町、日向市、門川町、諸塚村、五ヶ瀬町、高千穂町、日之影町、延岡市
【鹿児島県】
伊佐市、霧島市、曽於市、湧水町【熊本県】
山都町、八代市、五木村、水上村、湯前町、多良町、あさぎり町、錦町、相良村、山江町、球磨町、人吉市
【大分県】
大分市、佐賀関町、津久見市、臼杵市、狭間町、野津原町、大野町、千歳村、犬飼村、野津村、三重町、緒方町、大野町、南海部郡、佐伯市、鶴見町、蒲江町
◆火山灰から身を守るための対策をチェック!
【こちらから】
└独立行政法人防災技術研究所の火山灰から身を守ろう!をもとに内閣府が作成
◆土石流による避難勧告基準
【都城市】
避難勧告:1時間10ミリ以上の雨量が予測される時
避難準備:勧告の発令が予想される時
【高原町】
避難勧告:24時間の先行雨量が40ミリに達した時、1時間の雨量10ミリに達し、その後も1時間10ミリ以上の雨量が予測される時
避難準備:24時間の先行雨量が40ミリに達した時、1時間10ミリ以上の雨量が2時間以上継続すると予測される時
新燃岳は噴火警戒レベル3のままです。
【1】新燃岳から約3km以内では噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石等に警戒が必要です。
【2】新燃岳から約3km以内では噴火に伴う火砕流に警戒が必要です。(対象地域→宮崎県:小林市、高原町 鹿児島県:霧島市)
【3】風下側では降灰や風の影響を受ける小さな噴石(火山レキ)に注意が必要です。これまでの噴火では直径4~6cmの小さな噴石が火口から約10kmにまで達しています。
【4】爆発的噴火に伴う大きな空振に注意が必要です。
【5】雨の日は泥流や土石流に注意が必要です。
◆事前の確認事項◆
【1】危険エリアには近づかない
火砕流は高温の岩石と火山ガスが時速100km以上のスピードで流れ下る現象です。発生してから逃げることはできません。3km以内の危険エリアには立ち入らず、危険エリア周辺では自治体の指示に従って下さい。
【2】危険エリアではなくても…
火砕流が到達しない離れたエリアでも爆発的な噴火の場合、風下では噴石や降灰の可能性があります。むやみに外出せず、避難などのやむを得ない場合は、ヘルメットや傘で頭を保護し、マスク着用は必須です。
【3】事前に危険エリアの確認を
現在、噴火警戒レベル3ですが、レベル4、5になった時に、自分の場所が影響するかどうか、事前に自治体HPにある【ハザードマップ(宮崎県のHPより)】の確認をおすすめします。