- 2. 避難開始のきっかけ
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・地震発生後すぐに避難できた方は、
生存者でもわずか28%
・最も多いきっかけは、
大津波警報/津波警報の発表
いち早く津波から逃げるためには、地震が発生したら直ちに避難する必要がありますが、今回の震災で、皆さんは何をきっかけに避難を始めたのでしょう。最も大きいきっかけを聞きました。
生存者は、「避難をしていない」という回答を除き、さらに「わからない」「無回答」を省いた1853名が対象。
亡くなった方については、全体の1998名のうち、避難したと推察され、「わからない」「無回答」を省いた692名が対象。
生存者も亡くなった方も、最も多かったのは「大津波警報や津波警報」の情報。次に「大きな地震だったから」という地震をきっかけに、「津波警報が出されるのを待っていたら間に合わないかも」と自ら判断して避難したという回答でした。ただ、「大きな地震=津波の危険性」と考え、地震発生後すぐに避難行動に移れた方は、生存者でも28%に留まるという結果でした。
では、避難するまで何をしていたのかを聞いてみました。
避難したと推察される3116名が対象。複数回答。
最も多かったのは「情報の収集・確認」でした。続いて「ただちに避難した」という回答でしたが、「家族や知人の安否確認」「家族や知人を迎えに行った」という答えも多くありました。
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