空気の力
『ホバークラフト』工作

おすすめ学年

  • 低
  • 中
  • 高

かかる時間

30分

自由研究テーマ
（お子さまの考察ポイント）

この実験では、風船を使ったホバークラフトの工作をおこないます。ホバークラフトは、「地面に向かって吹き出す空気が装置を持ち上げる力」が、「重力によって装置が地面を押す力」より大きくなった時に浮かび上がります。風船ホバークラフトをつくり、空気の力を確かめてみましょう。

課題

  • 風船ホバークラフトをつくってみよう
  • 空気の力について考えよう

用意するもの

  • CD
  • ペットボトルのキャップ
  • がびょうなど穴を空けるもの
  • 風船
  • ビニールテープ

手順　どうやってやるの？

  1. 1. ペットボトルのキャップをCDの中央にテープでつけます。空気がもれてしまわないよう、しっかりとはりつけましょう。

  2. 2. ペットボトルのキャップの中央に、画びょうなどで穴をあけます。

  3. 3. ふくらませた風船をキャップにつけます。空気がぬけないよう、風船の口をひねりながらキャップにかぶせるといいでしょう。

  4. 4. 止めていた風船の口から手をはなし、風船から空気を出します。CDがフワフワと浮くようすを観察しましょう。平らなところに置いて息をフーッと吹きかけると、スーッと横にすべりだします。

自由研究にプラス！

CDとは別のものでもホバークラフトを作ってみよう。例えば、ペットボトル。中身を飲み終わったペットボトルを、飲みくちから数cmのところでカットしたものを作ります（切り口が危ないので、テープを貼ってね！）。あとは、手順2以降と同じやり方でOKです。CDの場合との違い（空気の吹き出す面積、ホバークラフトの飛び方）を考察してみましょう。

原理　なぜ？どうして？

ものが地面の上を動くとき、動くものと地面の間に「摩擦力」が働きます。この力は、動こうとする向きと反対方向に働きます。また、地面にくっつく面積が小さければ小さいほど摩擦力も小さくなります。ホバークラフトは、地面との間に空気のクッションをつくり、地面とくっつかないように浮かせて摩擦力を小さくすることで、なめらかに進むことができるのです。