facebook line twitter mail

霧島山(新燃岳)|火山情報

2017/10/18 17:04 ウェザーニュース

新燃岳では活発な火山活動が続いています。15日火山ガス(二酸化硫黄)の放出量が1日あたり11000トンと急増。警戒範囲が2kmから3kmに拡大されました。新燃岳火口から概ね3kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。噴火警戒レベル3(入山規制)が継続中です。
都城市からの最新映像

気象庁の火山解説

火山活動の状況

▼18日16時発表の火山解説より。
新燃岳では、17日00時30分頃を最後に噴火は観測されていませんが、活発な火山活動が続いています。監視カメラによる観測では、天候不良のため噴煙の状況は確認できません。新燃岳付近の火山性地震は、17日は23回発生しました。18日は15時までに110回発生しました。明瞭な火山性微動は17日06時以降発生していませんが、振幅のごく小さな火山性微動が継続しています。地殻変動観測では、新燃岳の明瞭な山体膨張を示す傾斜変動は認められません。また、えびの岳付近(硫黄山の南西3km付近)の地震は、17日21時から18日03時までの間に23回発生しました。この付近は、2011年の新燃岳の噴火でマグマを供給したと推定される領域です。

▼防災上の警戒事項等
・火口から概ね3kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石や火砕流に警戒してください。
・噴火時には、風下側で火山灰だけでなく小さな噴石(火山れき)が風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
・爆発的噴火に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。また、降雨時には土石流に注意してください。

2011年噴火の当時の様子

box3

独自レーダーでとらえた噴煙

新燃岳では2011年1月26日7時31分にごく小規模な噴火が発生。14時49分頃から火山性微動の振幅が大きくなり、15時30分頃から灰白色の噴煙が上がりました。当時、ウェザーニュースは小型レーダー「WITHレーダー」で噴煙を捉え、噴煙高度は海面上約6000m以上に達していることがわかり、火山灰拡散予想は南東方向と発表。皆さんからのウェザーリポートから宮崎県都城市など新燃岳から南東側で降灰が確認されました。

深夜も続いた空振リポート

26日深夜から27日明け方にかけて、「地面が揺れていないのに窓がガタガタする」というリポートが急増。宮崎や鹿児島に限らず、新燃岳から離れた九州北部からも報告が相次ぎました。これは噴火の衝撃が大気を伝って届く「空振(くうしん)」と呼ばれるものです。また、リポートの分布をみると「外聴域」が現れていました。外聴域とは、爆発に伴い火口から上に出た音波が、上空の大気に跳ね返され遠くまで届く現象です。このように、九州全土から多数のリポートが届きました。

2011年の被害状況

新燃岳の噴火では、南東側では降灰が相次ぎましたが、空振や小さな噴石による被害が目立ちました。
◆2011年2月1日
火口から約6km離れた鹿児島県霧島市で空振により窓ガラスが割れる
◆2011年2月14日
火口から約10km離れた宮崎県小林市で、噴石1-3cmが降る。火口から約9kmの宮崎道霧島SAで停車中の車の窓ガラスが割れる。火口から約16kmの地点で駐車中の車のサンルーフが割れる。
  • お天気トピックス
    もっと見る

  • Twitterで
    最新情報つぶやき中!
    「この空あの人にも見せたいな…」そんな想いを共感・共有しながら”みんなで作る天気予報”をモットーにお届けしています。 天気・台風・地震・津波などの防災情報や、星空情報・季節の便り等もお楽しみに♪
  • 公式SNSアカウント
  • アナタのスマホに