facebook line twitter mail

霧島山(新燃岳)|火山情報

2022/07/04 16:07 ウェザーニュース

火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続。 弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね2kmまで、火砕流が概ね1kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね2kmの範囲では警戒してください。
最新の映像

WITHレーダー監視中です

WITHレーダーとは>>

気象庁の火山解説

火山活動の状況

新燃岳では、火口直下を震源とする火山性地震はやや多い状態で経過していましたが、5月中旬以降、減少傾向がみられています。
新燃岳火口内及び西側斜面割れ目付近では、噴気の状況に特段の変化は認められません。
GNSS連続観測では、2021年12月頃から、霧島山を挟む基線において、霧島山の深い場所でのマグマの蓄積を示すと考えられる伸びが認められます。また、新燃岳を挟む基線においては、2022年4月頃からわずかな伸びが認められます。
火山性地震は減少傾向がみられていますが、GNSS連続観測で新燃岳を挟む基線においてわずかな伸びが認められることから、今後の火山情報に注意してください。

防災上の警戒事項等

弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね2kmまで、火砕流が概ね1kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね2kmの範囲では警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
地元自治体等が行う立入規制等にも留意してください。

2011年噴火当時の様子

box3
独自レーダーでとらえた噴煙

深夜も続いた空振リポート

26日深夜から27日明け方にかけて、「地面が揺れていないのに窓がガタガタする」というリポートが急増。宮崎や鹿児島に限らず、新燃岳から離れた九州北部からも報告が相次ぎました。これは噴火の衝撃が大気を伝って届く「空振(くうしん)」と呼ばれるものです。また、リポートの分布をみると「外聴域」が現れていました。外聴域とは、爆発に伴い火口から上に出た音波が、上空の大気に跳ね返され遠くまで届く現象です。このように、九州全土から多数のリポートが届きました。

2011年の被害状況

新燃岳の噴火では、南東側では降灰が相次ぎましたが、空振や小さな噴石による被害が目立ちました。
◆2011年2月1日
火口から約6km離れた鹿児島県霧島市で空振により窓ガラスが割れる。
◆2011年2月14日
火口から約10km離れた宮崎県小林市で、噴石1-3cmが降る。火口から約9kmの宮崎道霧島SAで停車中の車の窓ガラスが割れる。火口から約16kmの地点で駐車中の車のサンルーフが割れる。