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霧島山(新燃岳)|火山情報

2018/07/13 17:49 ウェザーニュース

<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね2kmまで、火砕流が概ね1kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね2kmの範囲では警戒してください
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気象庁火山解説

7月9日から7月13日15時までの新燃岳の活動状況をお知らせします。新燃岳では、火山活動がやや高まった状態が続いています。噴煙は白色で火口縁上500mまで上がりました。火山性地震は、概ねやや多い状態で経過しています。浅い所を震源とする低周波地震が時々発生しています。振幅が小さく継続時間の短い火山性微動が時々発生しました。また、新燃岳火口の北東側2.5km付近を震源とする火山性地震が時々発生しました。7月9日からの火山性地震、火山性微動の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。

火山性地震 火山性微動
9日 25回 0回
10日 7回 0回
11日 5回 2回
12日 14回 3回
13日15時まで 3回 0回

GNSS連続観測では、霧島山の深い場所でのマグマの蓄積を示すと考えられる基線の伸びは、一部の基線で鈍化しているものの継続しており、火山活動の長期化やさらなる活発化の可能性もあります。

【防災上の警戒事項等】
・弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね2kmまで、火砕流が概ね1kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね2kmの範囲では警戒してください。
・風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石(火山れき)が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
・ 地元自治体等が行う立入規制等にも留意してください。また、地元自治体等が発表する火山ガスの情報にも留意してください。
・なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

2011年噴火の当時の様子

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独自レーダーでとらえた噴煙

新燃岳では2011年1月26日7時31分にごく小規模な噴火が発生。14時49分頃から火山性微動の振幅が大きくなり、15時30分頃から灰白色の噴煙が上がりました。当時、ウェザーニュースは小型レーダー「WITHレーダー」で噴煙を捉え、噴煙高度は海面上約6000m以上に達していることがわかり、火山灰拡散予想は南東方向と発表。皆さんからのウェザーリポートから宮崎県都城市など新燃岳から南東側で降灰が確認されました。

深夜も続いた空振リポート

26日深夜から27日明け方にかけて、「地面が揺れていないのに窓がガタガタする」というリポートが急増。宮崎や鹿児島に限らず、新燃岳から離れた九州北部からも報告が相次ぎました。これは噴火の衝撃が大気を伝って届く「空振(くうしん)」と呼ばれるものです。また、リポートの分布をみると「外聴域」が現れていました。外聴域とは、爆発に伴い火口から上に出た音波が、上空の大気に跳ね返され遠くまで届く現象です。このように、九州全土から多数のリポートが届きました。

2011年の被害状況

新燃岳の噴火では、南東側では降灰が相次ぎましたが、空振や小さな噴石による被害が目立ちました。
◆2011年2月1日
火口から約6km離れた鹿児島県霧島市で空振により窓ガラスが割れる
◆2011年2月14日
火口から約10km離れた宮崎県小林市で、噴石1-3cmが降る。火口から約9kmの宮崎道霧島SAで停車中の車の窓ガラスが割れる。火口から約16kmの地点で駐車中の車のサンルーフが割れる。
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