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今夜遅く「みずがめ座η流星群」の出現ピーク
ハレー彗星の置き土産

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2024/05/05 06:58 ウェザーニュース

今日5月5日(日)の夜遅く〜6日(月)明け方にかけて、みずがめ座η(エータ)流星群の出現がピークを迎えます。

みずがめ座η流星群は毎年ゴールデンウィーク終盤にピークを迎える流星群です。群流星が見られる時間は深夜・日付が変わった後〜明け方まで。遅い時間帯ほど放射点が高く昇るため、流れる数が増えてきます。

夜更かしができる方は夜空を見上げてみてはいかがでしょうか。
» みずがめ座η流星群特設サイト

(記事本文は下に続きます)

YouTubeで特別番組を配信 夜10時〜12時

ゴールデンウィークの特別企画として、みずがめ座エータ流星群の特別番組をYouTubeで配信します!連休で夜ふかしできる方はぜひ配信もお楽しみに。

気になる天気は?

穏やかな天気の日が多かったGW後半ですが、九州や中四国から次第に天気が下り坂に向かいます。昼間は晴れるところが多いものの、段々と曇ってくるところが多くなります。夜は東シナ海側から雨が降り出す予想です。

流星の多くなる時間に向かうほど雲も厚みを増してきそうです。雲は北西側から拡大してくるため、雲の広がりが最も遅いのは関東です。それ以外の地域もチャンスはあるものの、群流星が見られる頃には観測条件が悪くなっている所が多そうです。
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周囲が暗く見晴らしの良い所では1時間に10~15個ほど観測可能

みずがめ座η流星群の放射点は午前1時頃に空に昇ってきますので、流星群の流れ星が出現し始めるのは日付が変わった後になります。

今年は流星群の活動の極大時刻が日本時間の6日(月)朝と予想されていて、日本での観測にはちょうど良い条件です。今年は月明かりの影響も小さいため、この流星群の中ではかなりの好条件といえます。

月刊「星ナビ」などを発行するアストロアーツ社によると、周囲が暗く見晴らしの良いところでは1時間に10~15個程度の流星の目撃が期待出来るとのことです。

流れ星は放射点の周辺に限らず空の広範囲に流れるため、月を直接視界に入れないようにしながら、空を広く眺めるようにして流星観測をお楽しみください。

みずがめ座η流星群の特徴

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みずがめ座η流星群の流星(2016年 ニュージーランド・テカポで撮影)
みずがめ座η流星群は、毎年5月のゴールデンウィーク終盤に活動の極大を迎える流星群です。母天体はハレー彗星(1P/Halley)で、秋に極大を迎えるオリオン座流星群と同じです。南半球の低緯度地域では特に観測しやすく、三大流星群のペルセウス座流星群に匹敵するほどの流星が見られることがあります。

極大の前後の数日間は同じくらいの流星数が期待出来ます。極大日に観測が難しい方は、別の日にお楽しみください。
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