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簡単かわいい! チューリップの散った花びらで、長靴が作れる?

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2024/03/27 11:30 ウェザーニュース

今年は暖冬でしたが3月は気温がそれほど上がらず、春の花が待ち遠しかった人も多いのではないでしょうか。今、街角や庭先などで色とりどりの花が咲いていますが、なかでも鮮やかな色と花姿に目がとまるのがチューリップです。

そこで、花が散った後もかわいい「チューリップ長靴」を作って、2度楽しんでみませんか。
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黄色い花びらから生まれた長靴

春のチューリップは、3月下旬から5月にかけて花を咲かせます。花は1〜2週間程度で終わりますが、「散った花びらで、もう少し楽しみましょう」とNew草花遊び研究所所長のinoriさんは提案します。

inoriさんは、日々簡単で楽しい草花あそびを考え、これまでにオリジナルの草花あそび・草花工作を700種類以上も考案してきましたが、その1つがチューリップの花びらで作った長靴です。きっかけは黄色いチューリップの花びらだったといいます。

「ツヤツヤの黄色い花びらを見て、次男が歩き始めた頃にお気に入りだった黄色い長靴を思い出しました。自分でスポッと履けるのが嬉しかったようで、目を離したすきにオムツ姿で履いていたり。そんなことを思い出し、黄色い長靴の作り方を考案しました」(inoriさん)

チューリップの長靴は、散ったばかりの花びらで作ります。

「チューリップの花びらは散った時が作り時です。散る頃の花びらは大きく、薄くなっているからです。若い花びらは厚みがあり、曲げると破れてしまいます」(inoriさん)

「チューリップ長靴」の作り方

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▼準備するもの
散ったチューリップの花びら:1枚、ハサミ

▼作り方
(1)花びらの下部を丸く切る。切り取った部分は取っておく
(2)1/3くらいを谷折りにする
(3)谷折りにしたら、少し上でカーブをつけた山折りに
(4)左右を巻くと長靴の甲部ができるので、胴部の見当をつける
(5)花びら上部を4で見当をつけた長さで、山折りにする
(6)左右をくるりと巻き、片方の折り目にもう片方を差し込む
(7)かかと部分の折り目に、1で切り取った部分をはさむ
(8)かかとの部分を留めたら出来上がり


作り方でポイントとなるのが、はじめに切り取った部分をかかと部分のパーツとすることです。

「最後の留め方がなかなか決まらなかったので、切り取った部分を留めるパーツとして完成した時はとても嬉しかったです。ハサミを使わなくても作れますが、ハサミで切った方が留め具として使う時にしっかり留まります」(inoriさん)

繊細な素材を楽しむ

掲載している動画は2.5倍速で、実際にはゆっくり丁寧に作っています。

「花びらの状態やチューリップの種類によっても上手くできないこともあります。一度紙を花びらの形に切って、それで作ってみて、イメージをつかんでから本物の花びらで作ってみるのもいいかもしれません。

作った長靴は長くは保ちませんが、散ってしまった花びらで最後に少し遊べると、花びらの美しさをより感じる事ができて私は嬉しいです」(inoriさん)

花の散り際は少し淋しくなるものですが、アイデア次第で楽しみが広がるのですね。ぜひ、素敵な長靴を作ってみてください。
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取材協力
New草花あそび研究所所長 inoriさん(@kusabanaasobi)