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気圧上昇時も油断禁物 頭痛などの天気痛・気象病に注意を

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2024/03/01 07:47 ウェザーニュース

低気圧の接近に伴い気圧が急降下していましたが、関東以西では上昇に転じています。

気圧上昇時も身体の不調は油断はできず、ウェザーニュース発表の天気痛予報では、広範囲で「警戒」ランクとなっています。頭痛などの天気痛・気象病の症状が出やすい方はご注意下さい。
» 気圧変化·頭痛対策の参考に<天気痛予報>

低気圧の接近で気圧が下降のち上昇

本州南岸を発達しながら東進している低気圧の影響で、今朝にかけて各地で気圧が急降下しました。東京では昨日18時から今朝6時までの半日で18.6hPaの気圧低下が観測されました。今朝は東北地方を除くと各地で気圧が上昇に転じています。

また低気圧の周辺では、微気圧変動といわれる小刻みな気圧変動も予想されています。これらの影響で、個人差はあるものの頭痛や関節痛などの天気痛の症状がでる可能性があります。

また、寒暖差や花粉症によって身体へのストレスがたまりやすい時期でもあるため、体調不良に注意してお過ごしください。
» 全国の週間天気予報» ピンポイント週間天気予報

天気痛予報を参考に事前の対策を

ウェザーニュースがこれまでにアプリユーザーの方々と幾度も検証を行った結果、「気圧の変化が通常のパターンからずれた時」に、頭痛や関節痛などの天気痛を感じる方が多いことが分かっています。

毎日決まった時間に起こる「大気潮汐」と呼ばれる気圧変化の変動が通常より大きくなっていることに加えて、低気圧や寒気などの影響で「微気圧変動」と呼ばれる細かな気圧変化が重なっている状況です。このため気圧変化の影響で、頭痛や関節痛を感じることが多い方は注意が必要です。

ウェザーニュースの天気痛予報の中では、天気痛が発症するリスクを6日先まで、“警戒”“注意”“やや注意”“安心”の4ランクで表示しています。また、今日明日については3時間毎の天気痛予報と天気、気圧の変化も確認することができます。

ご自身の体調変化などのパターンと照らし合わせて、ぜひとも天気痛の発症する前に予防薬やマッサージなどで対策をしてみてください。

リンク 天気痛予報