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能登半島など地震被災地では雨に 土砂災害などに警戒を

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2024/01/09 07:21 ウェザーニュース

令和6年能登半島地震の被災地では、今日9日(火)は雨が降りやすくなります。昨日よりも気温が高めで、雪ではなく雨のところが多くなる見込みです。

地震の揺れなどで地盤が緩んでいることが考えられます。少しの雨でも新たな土砂災害の発生に警戒が必要です。
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昨日までの雪と今日の雨で地盤が緩む

今日は気圧の谷が進んでくる影響で、能登半島や北陸ではこのあとは断続的に雨や雪が降りやすくなる予想です。

すでに日本海から伸びる雲の一部が能登半島にかかり始めました。朝のうちは気温が低いため雪となっていますが、日中は気温が上がるため雨のところが多くなる見込みです。午後になると雨や雪のエリアが広がり、能登半島だけでなく、北陸の各地でも降り出します。一時的に雷を伴って降り方が強まるところがある予想です。

また、昨日までの雪が積もっているところでも雨となるため、雪がとけて地面の中に浸み込みます。それに雨が加わるため、地震の揺れで土砂災害が発生しやすくなっているところで、さらに地盤が緩むことが考えられます。やむを得ない場合を除いて、急な斜面など崩れやすい場所や倒壊のおそれがある家屋など危険な場所には近づかないようにしてください。

また、地震による土砂崩れなどで川や沢が堰き止められているところもあります。そのような場所の周辺やその下流部では、雨により急な増水が起こることがあるので、注意が必要です。
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雨に濡れると冷えるので注意を

気温は雪の降った昨日までと比べると高くなる予想で、輪島市や珠洲市など沿岸部では昼間は5℃を超える見込みです。

それでも、雨に濡れてしまうと体が冷えてしまうので、外での作業や給水などで並ぶ際は、傘やレインコートなどでできるだけ雨に濡れないようにしてください。
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