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年末年始の天気 2023-2024
冬型強まらず気温は高め 低気圧の予想に不確実性

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2023/12/24 12:33 ウェザーニュース

2023年も年の瀬が近づいてきましたが、2024年を迎える準備は順調でしょうか。年末年始は帰省や旅行、年越しイベントや初詣など、天気や気温が気になるところです。12月24日(日)ウェザーニュース発表の年末年始の天気見解をお伝えします。

年末から年始にかけては冬型の気圧配置が強まる日は少なく、気温が高めで経過する見通しです。寒波による冬の嵐は予想されていないものの、低気圧の予測についての不確実性が大きくなっています。
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冬型続かず、移動性高気圧に覆われる日も

例年の年末年始は、冬型の気圧配置が強まったり弱まったりしながら経過することが多くなります。ただ今回の年末年始は、完全に冬型の気圧配置が解消して移動性高気圧に覆われる日もある予想です。

27日(水)頃は一時的に冬型の気圧配置となって北日本に強い寒気が流れ込みます。風雪が強まり荒れた天気となるおそれがあるため、帰省などで移動を予定している方は気象情報や交通情報をよくお確かめください。

29日(金)頃になると移動性高気圧が日本付近を覆うため、日本海側を含む全国的に穏やかな天気となる可能性が高くなっています。

30日(土)〜31日(日)頃には低気圧が日本付近を進み、雨の降るところがありそうです。ただ、この頃から気圧配置の予測の不確実性が大きくなっていて、現時点での天気アイコンから雨の範囲が変わる可能性もあります。随時最新の天気予報を確認するようにしてください。

年始についても、現時点では2日(火)頃に広範囲で雨の降る予測となっていますが、雨の降る範囲やタイミングは変わる可能性があります。Uターンラッシュに交通機関が乱れるような荒天にはならない見通しですが、念のため今後の情報にご注意ください。
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気温は平年のこの時期と比べて高い傾向

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17日頃から続いた寒波は23日までに終息し、クリスマス以降は気温が平年並みか高めになる日が増えてくる予想です。特に29日(金)以降は例年の年末との差が大きくなり、最高気温は平年値と比べて+3〜+5℃程度高いところが多くなりそうです。

暖かいとまではいえずとも、連日の厳しい寒さから比べると過ごしやすく感じそうです。年末の買い出しや大掃除なども、いつもの年よりはやる気が起きやすいかもしれません。

年始についても、気温の高い傾向が続く可能性が高くなっています。いつもの年よりは初詣などの寒さが和らぐものと考えられます。

それでも極端な暖気が流れ込むとまではいえず、朝晩を中心に冬らしい寒さとなりますので、初日の出・初詣などの外出を予定されている方は、手袋やマフラー・カイロなどの防寒装備をご用意ください。
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