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今日は西日本の平地でも雪に 23日にかけ大雪や吹雪に要警戒

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2023/12/21 18:05 ウェザーニュース

今日21日(木)は冬型の気圧配置が強まり、日本列島の上空に真冬並みの寒気が流れ込みました。

明日22日(金)が寒気のピークとなり、明後日23日(土)にかけて平野部も含めた広い範囲で大雪や吹雪に警戒が必要です。
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福岡県の一部に大雪警報

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雨や雪の予想 22日(金)9時
今日21日(木)は朝から西日本の広範囲で雪が降り、九州や山陰の平野部でも雪となりました。午後には大阪や鹿児島で初雪を観測、夕方には福岡県の筑豊地方に大雪警報が発表されました。

明日22日(金)にかけては、平地で雪を降らせる目安の上空1500m付近で-6℃以下の寒気が本州の南海上まで覆うようになります。また、さらに強い-12℃以下の寒気が中国地方などを南下する見込みです。

日本列島は明日が寒気のピークとなり、西日本では平野部でも雪の所が多くなります。

東シナ海から流れ込む雲もあり、山陰から九州北部の広範囲で雪が積もる見込みです。特に近畿北部や山陰は積雪の量が多くなるおそれがあるため、警戒してください。九州の平野部でも数cm程度、雪が積もる所が多くなります。

雪雲の一部は瀬戸内海側や太平洋側にも流れ込み、うっすらと雪化粧する心配もあります。

九州など西日本では気温も低く経過するため、積雪にならなくても路面凍結に注意が必要です。
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積雪急増による立ち往生のおそれも

新潟県見附市からの投稿 ※動画が見られない場合はウェザーニュースの元記事からご覧ください

北日本や東日本の日本海側では広範囲で雪が降り、大雪となるおそれがあります。

日本海ではJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)と呼ばれる発達した雪雲の帯が形成され、その雲が次々に北陸地方に流れ込んできます。また、北海道の日本海側でも、日本海に発生する低気圧の影響で局地的に強い雪が降る予想です。

23日(土)にかけて新たに積もる雪の量は、北日本〜北陸の山沿いの広範囲で50cm以上が予想されています。山間部の多い所では1mを超える可能性があり、12月に入ってから雪の少ない状況が続いていた地域でも、一気に積雪が増加する見込みです。また、雪雲が停滞した場合には、局地的にさらに積雪量が多くなるおそれもあります。

積雪や路面凍結によるスリップ事故等に注意してください。比較的短い期間で積雪が急速に増えると、立ち往生による大規模な車両滞留等の危険性が出てきます。冬用タイヤの装着に加え、チェーンを準備するなどスタックしないような備えが必要です。
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写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
ゆたかさん