11月は寒気南下も一時的
9月から11月にかけての3か月の日本の平均気温は、昨日29日(水)までの速報値で平年より1.43℃高くなっています。これまで最も高かった去年2022年の+0.90℃を大幅に上回っていて、過去最高になることはほぼ確実です。
今年は春(3〜5月)、夏(6〜8月)の気温も過去最高でしたので、これで3つの季節で記録を更新することになります。
この秋を振り返ると、9月は夏の太平洋高気圧がなかなか勢力を弱めず、全国的に残暑が長引きました。10月はようやく夏の高気圧が勢力を弱めて、西日本、東日本の気温は平年に近づいています。
11月は寒暖の変化が非常に大きく、東京都心では11月の過去最高気温を記録しました。強い寒気の南下は一時的で、11月の日本の平均気温は歴代2位の高温になる見込みです。
地球温暖化の進行により全体的に気温が上がっている所に、エルニーニョ現象や正のインド洋ダイポールモード現象などの影響が加わったことで高温になったと考えられます。
今年は春(3〜5月)、夏(6〜8月)の気温も過去最高でしたので、これで3つの季節で記録を更新することになります。
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11月は寒暖の変化が非常に大きく、東京都心では11月の過去最高気温を記録しました。強い寒気の南下は一時的で、11月の日本の平均気温は歴代2位の高温になる見込みです。
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「COP28」が開幕
日本時間の今日30日(木)午後からは国連の気候変動対策の会議「COP28」が行われます。先日、UNEP(国連環境計画)が発表した報告書では温室効果ガス削減の進捗が芳しくないとされ、今回の「COP28」の動向は注目されています。
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今後の気候変動を緩和させる行動とともに、すでに進行している気候変動への適応が必要になってきています。生活の中の日常的な「緩和」「適応」の実践が、未来の地球や私たちの生活を守ることにつながります。気候変動の急速な進行を食い止めるために、私たちも身の回りのできることから取り組み、地球の未来を考えてみませんか。
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