生産国が集まるコーヒーベルトとは?
コーヒーを選ぶときには、どのようなポイントがあるのでしょうか。
「『コーヒー選びはお米と一緒』というのがポイントといえます。
皆さんがお米を選ぶとき、まず産地に注目しますよね。同じお米とひと口で言っても、穫(と)れる場所によって大きく味が異なります。コーヒーも一緒で、産地によって味が違うのです。
品種や精製方法によってもずいぶん味が違いますが、今回は『初級編』ということで、比較的わかりやすい産地に絞って、お伝えしたいと思います」(UCC)
豆の産地として「コーヒーベルト」という言葉を聞いたことがあります。
「コーヒーが栽培されるエリアは赤道を挟んで、南北25度の帯状に分布しており、その範囲がコーヒーベルトと呼ばれています。
そのうち暑くもなく寒くもないところ。赤道近くの山の高いところでコーヒー豆は育てられています。生産国はコーヒーベルトの中に、70ヵ国以上存在しています。
主な生産国としてはブラジル、コロンビア、エチオピア、イエメンなどが挙げられます。なじみの深い品種でみると、モカはエチオピアやイエメン、キリマンジャロはタンザニアが主産地になります。
『知っておきたいコーヒー名産地4選』として、ブラジル、コロンビア、エチオピア(モカ)、タンザニア(キリマンジャロ)について、味わいの違いなどの特徴は次のとおりです」(UCC)
「『コーヒー選びはお米と一緒』というのがポイントといえます。
皆さんがお米を選ぶとき、まず産地に注目しますよね。同じお米とひと口で言っても、穫(と)れる場所によって大きく味が異なります。コーヒーも一緒で、産地によって味が違うのです。
品種や精製方法によってもずいぶん味が違いますが、今回は『初級編』ということで、比較的わかりやすい産地に絞って、お伝えしたいと思います」(UCC)
豆の産地として「コーヒーベルト」という言葉を聞いたことがあります。
「コーヒーが栽培されるエリアは赤道を挟んで、南北25度の帯状に分布しており、その範囲がコーヒーベルトと呼ばれています。
そのうち暑くもなく寒くもないところ。赤道近くの山の高いところでコーヒー豆は育てられています。生産国はコーヒーベルトの中に、70ヵ国以上存在しています。
主な生産国としてはブラジル、コロンビア、エチオピア、イエメンなどが挙げられます。なじみの深い品種でみると、モカはエチオピアやイエメン、キリマンジャロはタンザニアが主産地になります。
『知っておきたいコーヒー名産地4選』として、ブラジル、コロンビア、エチオピア(モカ)、タンザニア(キリマンジャロ)について、味わいの違いなどの特徴は次のとおりです」(UCC)
知っておきたいコーヒー名産地4選
【ブラジル編】
ブラジルのコーヒーはとてもバランスがよく、ナッツのような味わいが感じられます。香ばしいタイプで、『迷ったらブラジルを選ぶ』と、間違いないと思います。
【コロンビア編】
コロンビアはしっかりとしたコクと、柔らかい酸味が感じられます。コクが好きな人にはぴったりかもしれません。酸味にもいろいろありますが、バターやヨーグルトのような柔らかい乳酸系の酸味を感じることができます。『酸っぱいコーヒーは嫌いという人にはぴったり』です。
【エチオピア編】
エチオピア産のモカは、なんといっても香りが印象的です。花のようにフローラルな香りだったり、フルーツのようにフルーティーな感じだったりする、華やかなコーヒーといえます。『すごく香りを楽しみたいという人にはおすすめ』です。
【キリマンジャロ編】
タンザニア産のキリマンジャロは、『シャープなキリッとした酸味を感じる』ことができます。たとえていうならば、レモンやライムのような柑橘系の酸味になります。
ブラジルのコーヒーはとてもバランスがよく、ナッツのような味わいが感じられます。香ばしいタイプで、『迷ったらブラジルを選ぶ』と、間違いないと思います。
【コロンビア編】
コロンビアはしっかりとしたコクと、柔らかい酸味が感じられます。コクが好きな人にはぴったりかもしれません。酸味にもいろいろありますが、バターやヨーグルトのような柔らかい乳酸系の酸味を感じることができます。『酸っぱいコーヒーは嫌いという人にはぴったり』です。
【エチオピア編】
エチオピア産のモカは、なんといっても香りが印象的です。花のようにフローラルな香りだったり、フルーツのようにフルーティーな感じだったりする、華やかなコーヒーといえます。『すごく香りを楽しみたいという人にはおすすめ』です。
【キリマンジャロ編】
タンザニア産のキリマンジャロは、『シャープなキリッとした酸味を感じる』ことができます。たとえていうならば、レモンやライムのような柑橘系の酸味になります。
「産地を縦軸にマイルド・コク、横軸に苦味・酸味の要素を示したチャート図で示してみます。すると、ブラジルは4つの要素のすべて『ど真ん中』になります。
コロンビアはブラジルよりも酸味とコクが味わえます。エチオピア(モカ)は華やかな酸味が感じられますので、ブラジルよりも酸味が強めのマイルドな味わいになります。タンザニア(キリマンジャロ)はエチオピアよりもさらに酸味がある味わいです。
それぞれのポジションを見ると、全く味わいが違うことがわかります。ですから、皆さんがコーヒー豆を選ぶときには、『ブラジルを基準に、酸味やコクといったお好みの風味を考えるとわかりやすい』と思います」(UCC)
コロンビアはブラジルよりも酸味とコクが味わえます。エチオピア(モカ)は華やかな酸味が感じられますので、ブラジルよりも酸味が強めのマイルドな味わいになります。タンザニア(キリマンジャロ)はエチオピアよりもさらに酸味がある味わいです。
それぞれのポジションを見ると、全く味わいが違うことがわかります。ですから、皆さんがコーヒー豆を選ぶときには、『ブラジルを基準に、酸味やコクといったお好みの風味を考えるとわかりやすい』と思います」(UCC)
好みの産地を選んでもらうのもコツ
コーヒー専門店や挽き売り店で好みの味わいの豆を選ぶ際には、どのようにすればいいでしょうか。
「詳しい販売員さんに、『苦味が強い』『酸味が弱い』や、どんな食べ物に合わせたいかなどを伝えて、産地を選んでもらってみてください。
いくつかのお店のオリジナルブレンドを購入してみるのも、コツの一つです。飲み比べて好みのお店を決め、それを基準に『もっとコクがある』『もっとスッキリ飲める』などの印象を伝え、それにふさわしい産地を選んでもらうのもいいでしょう」(UCC)
好みの産地の温かいコーヒーを味わって、寒くなる季節をゆったり過ごせるようにしてはいかがでしょうか。
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取材協力
UCCコーヒーアカデミー
「詳しい販売員さんに、『苦味が強い』『酸味が弱い』や、どんな食べ物に合わせたいかなどを伝えて、産地を選んでもらってみてください。
いくつかのお店のオリジナルブレンドを購入してみるのも、コツの一つです。飲み比べて好みのお店を決め、それを基準に『もっとコクがある』『もっとスッキリ飲める』などの印象を伝え、それにふさわしい産地を選んでもらうのもいいでしょう」(UCC)
好みの産地の温かいコーヒーを味わって、寒くなる季節をゆったり過ごせるようにしてはいかがでしょうか。
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