8〜9月に比べると高温傾向は緩和
日本列島は10月に入っても気温の高い傾向が続きました。寒気の南下は何度かあったものの影響は短期間に留まり、特に北日本で気温が平年を上回っています。
都市化の影響が比較的小さい全国15か所の代表地点(※)の観測値による、10月の日本の平均気温偏差は、10月29日時点の集計+0.60℃です。偏差が+2℃以上だった8月や9月ほどの極端な高温傾向にはなっていません。それでも過去5番目の高さになる見通しです。また、2月から9か月続けて平年を上回ることになります。
▼10月の気温が高かった年(数字は平年偏差)
1998年 +1.28℃
2019年 +1.21℃
2013年 +0.97℃
2005年 +0.72℃
2023年 +0.60℃(29日までの集計)
※算出に使用している地点
網走、根室、寿都、山形、石巻、伏木、飯田、銚子、境、浜田、彦根、宮崎、多度津、名瀬、石垣島
都市化の影響が比較的小さい全国15か所の代表地点(※)の観測値による、10月の日本の平均気温偏差は、10月29日時点の集計+0.60℃です。偏差が+2℃以上だった8月や9月ほどの極端な高温傾向にはなっていません。それでも過去5番目の高さになる見通しです。また、2月から9か月続けて平年を上回ることになります。
▼10月の気温が高かった年(数字は平年偏差)
1998年 +1.28℃
2019年 +1.21℃
2013年 +0.97℃
2005年 +0.72℃
2023年 +0.60℃(29日までの集計)
※算出に使用している地点
網走、根室、寿都、山形、石巻、伏木、飯田、銚子、境、浜田、彦根、宮崎、多度津、名瀬、石垣島
年平均気温は過去最高の見通し
長期予報では11月〜12月にかけても気温は平年より高い傾向が続く予想となっています。今後、よほどの低温とならない限り、2023年の年平均気温の偏差は+1.0℃を上回る見込みです。
アメリカやヨーロッパの各機関では地球の平均気温が観測史上最も高くなるとしており、記録的な1年になるのはほぼ確実と言えます。
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