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台風7号上陸で紀伊半島は特に雨量増加
接近前から通過後まで強雨が続く

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2023/08/13 18:07 ウェザーニュース

台風7号は明後日15日(火)に近畿周辺に上陸する見込みです。進路にはまだ東西のブレがあるものの、どこを進んだとしても紀伊半島で大雨になる可能性は非常に高いとみられます。

台風の接近前から雨が強まりやすい

台風の中心が南に離れている明日14日(月)の紀伊半島は、台風の北側を吹く東風が紀伊山地に吹き付ける形になる予想です。

この東風は大量に水蒸気を含んだ熱帯の空気を送り込むため、雨雲を発達させます。三重県と奈良県の県境付近を中心に断続的に強い雨が降る見込みです。

特にアウターバンドと呼ばれる台風を取り巻く活発な雨雲の帯が通過するタイミングでは、より雨が強まるとみられます。
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15日(火)は一日で400mm前後の大雨も

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15日(火)昼の雨雲の予想
台風が接近、上陸する15日(火)は台風周辺を取り巻く発達した雨雲が通過するため、雨のピークとなります。

条件次第では1時間に80~100mmの猛烈な雨の降る可能性があり、雨量は一気に増加する見込みです。山沿いの多い所では15日(火)の一日だけで、400mm前後の大雨となってもおかしくありません。

国内でも有数の多雨地帯の紀伊半島でも、これだけの雨が短期間で降った場合は大雨災害につながるおそれがあります。

さらに台風の中心が離れた後も、湿った南寄りの風によって強雨が長引くことも考えられるため、土砂災害や河川の増水、氾濫などへの備えはしっかりと行ってください。
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