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蓄積された暑さのダメージ解消に!? 夏バテに効くツボ4選

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2023/08/21 05:10 ウェザーニュース

せっかくの夏も残りわずかというのに、夏バテでぐったりしてはいないでしょうか。

ウェザーニュースが「ここ最近、夏バテを感じる?」というアンケート調査を実施したところ、「大いに感じる」が22%、「感じるが」43%という結果で、夏バテを感じている人が全体の65%に上りました(2023年8月10~11日実施、11,151人回答)。

源保堂鍼灸院(東京都渋谷区)の瀬戸郁保先生によると、東洋医学から考える夏バテへの対策は、「暑さへの対策」「自律神経の調整」「胃腸の調整」「睡眠の調整」の4つがポイントになるといいます。それぞれに効くツボを教えていただきます。

積み重なる暑さのダメージで夏バテに

涼しい部屋にいても、何もやる気がしない、食べたり飲んだりするのもおっくうというのなら、気付かないうちに体が弱っているのかもしれません。

「初夏からの暑さによるダメージが積み重なっている時期です。また、胃腸の負担も急増しています。自分が思っている以上に夏の疲れが溜まっているという自覚をもって欲しいと思います。

自分の体力を過信していると、激しい夏のエネルギーがあっという間に体に押し寄せてきますので、ツボを使って養生しましょう」(瀬戸先生)

夏バテに効くツボ(1)八関(はちかん)

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今の時期は、暑さの影響がマックスになっているといいます。

「熱を放出し即効性のあるツボが八関です。両手指の間の水かき部分にあります。暑さで目が霞んだり、頭がくらくらしたときにも、押しやすい場所です。

手を組んだ状態でグッと握り、やや強めに感じるくらいの圧でツボを刺激してください。3〜10秒を3セットくらい押してください」(瀬戸先生)

夏バテに効くツボ(2)小天心(しょうてんしん)

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熱中症対策のためにも欠かせない冷房ですが、自律神経の乱れのもとになっているといいます。

「特に、涼しい屋内と暑い屋外の行き来で、自律神経の負担が大きくなり、グダっとしてしまうのです。

小天心は疲れた脳を癒すツボで、自律神経をリセットしたり、呼吸を楽にするときにも使われます。手のひら下部の親指側と小指側のふくらみの境にあります。3〜10秒、やや強めにギュウっと3セットで押してください」(瀬戸先生)

夏バテに効くツボ(3)足三里(あしさんり)

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ジュースやビールなど冷たい飲み物も摂りすぎると、胃腸を疲れさせるといいます。

「胃酸などの消化液や消化酵素の働きが弱まったり、お腹も壊しやすくなる、 “胃バテ”と呼ばれる状態です。胃腸が弱ると栄養も不足がちになり、体の抵抗力への悪影響も心配です。

栄養の入り口である胃につながる足三里のツボを押して、胃腸を元気にしていきましょう。膝のお皿を、同じ側の手の人差し指と親指で囲んで、まっすぐ伸ばした中指の先に当たる場所にあります。

3〜10秒くらい、やや強めでもかまわないので、ギュウっと押します。3セットくらいでやるとさらに良いでしょう」(瀬戸先生)

夏バテに効くツボ(4)曲沢(きょくたく)

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熱帯夜が続き、ぐっすり眠れていないという人も多いのではないでしょうか。

「睡眠は、体力の回復のためのものでもあります。曲沢は身体と心をリラックスさせます。寝る前に押しておくと、寝入りがスムーズになったり、眠りを深くすることができます。また、眠りが浅く目覚めてしまったときに押すと、眠りやすくなります。

曲沢は、肘の内側のシワの真ん中からやや小指側の窪んだところにあります。3〜10秒を優しく、3セットくらいで押してみてください」(瀬戸先生)

全国的にまだまだ暑さは続くと予想されています。瀬戸先生は、「暑さ対策として、日中はもちろん、夜も冷房を入れることは基本。トマト、スイカ、きゅうりといった夏野菜もしっかり摂るなど、食べ物も万全にしていきたい」とアドバイスします。ツボを活用しつつ体をいたわって過ごしていきましょう。
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