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四国では断続的な強雨が続く
早明浦ダムは13時頃からの緊急放流は行わず

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2023/08/10 13:41 ウェザーニュース

朝鮮半島に進んだ台風6号に向かって、暖かく湿った空気の流入が続いているため、四国では午後になっても局地的に雨雲が発達しています。引き続き土砂災害や河川の増水に警戒が必要です。

早明浦ダムは一気に満水に

台風に向かって南から湿った空気が流れ込んでいる影響で、高知県の山沿いを中心に雨雲が発達しており、13時30分までの1時間には香美市・繁藤で20.0mmの強い雨を観測しました。

四国の水がめである、早明浦ダムは上流で記録的な大雨となったことで、昨日9日(水)0時の時点で79.5%だった貯水率が、10日(木)0時までに100%まで増加しています。

その後も流入量が増えたことから、ダムを管理する水資源機構は13時に緊急放流を行う可能性との情報を発表しましたが、降雨状況から実施時刻を遅らせ、行う場合は改めて事前通知を行うとしています。

ただ、ダムの緊急放流が行われなかった場合も、今後の雨の強まりによっては川の水位が高くなることがありますので、引き続き警戒が必要です。
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