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フィリピンの東で台風発生予想 次に発生すると“台風5号” 進路に注意

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2023/07/21 07:00 ウェザーニュース

7月21日(金)6時現在、フィリピンの東で発達中の熱帯低気圧について、気象庁は「24時間以内に台風に発達する見込み」と発表しています。次に台風が発生すれば台風5号と呼ばれることになります。

▼熱帯低気圧 7月21日(金)6時
 中心位置   フィリピンの東
 移動     北 15 km/h
 中心気圧   1004 hPa
 最大風速   15 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 23 m/s
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台湾方面へ北上か 沖縄は影響に注意

この熱帯低気圧は北上しながら発達し、フィリピンの東で台風になる見込みです。その後は西よりに進んでフィリピンのルソン島に近づき、再び北上して沖縄の南からバシー海峡や台湾方面に進む可能性があります。

ただ、来週になってからの進路は予測の不確実性が大きくなっています。
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この図の細い線1本1本は世界各国の気象機関が計算した進路のシミュレーション結果をあらわします。アンサンブル予報という手法の過程で得られるもの(メンバー)で、想定される進路にはかなりの幅があるということをイメージするために掲載しています。

これらのメンバーを比較すると、南シナ海を西進するものから沖縄付近を北上するものまでとりうる進路の幅が大きく、進路予想の確実性が低いことがわかります。

進路次第では沖縄など日本国内に影響を及ぼすことも考えられますが、まだ予測の誤差がある状況です。日が経つにつれて誤差は縮小する見込みですので、今後の情報にご注意ください。
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7月2つ目の台風発生か

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平年の台風発生数
今年は7月中旬に台風4号が発生していて、次に台風が発生するとおよそ1週間ぶりになります。

7月の台風発生数の平年値は3.7個で、例年であれば台風の発生が一気に増える時期です。今年は平年よりも台風の発生数がやや少ないペースとなっていますが、これからの時期に備えて台風対策・大雨対策を整えるようにしてください。
» 気圧変化·頭痛対策の参考に<天気痛予報>

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