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九州で断続的に非常に激しい雨が続く 河川氾濫や土砂災害の発生に警戒

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2023/07/03 07:44 ウェザーニュース

今日7月3日(月)も九州には梅雨前線の雨雲がかかり、昨夜から強弱をつけて雨が降り続いています。梅雨前線周辺では発達した雨雲がところどころに見られ、熊本県では線状降水帯による非常に激しい雨が同じ場所で降り続いているとして、気象台から顕著な大雨に関する情報も発表されました。

非常に激しい雨が続く

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梅雨前線が九州付近に停滞しています。前線に向かって非常に暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、次々と雨雲が発生・発達して、昨夜から激しい雨を降らせています。

7時20分までの1時間に熊本県山都町では73.5mm、南阿蘇村では60.5mmの非常に激しい雨が降りました。昨夜から今朝にかけて、各地で断続的に激しい雨が続いており、熊本県が設置した雨量計では、1時間に100mmを超える雨を観測しているところもあります。熊本地方や阿蘇地方では線状降水帯による非常に激しい雨が同じ場所で降り続いているとして、6時29分に「顕著な大雨に関する情報」が発表されました。

また、7時20分現在、福岡県・大分県・熊本県・宮崎県・山口県には土砂災害警戒情報が発表されています。
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週末にも大雨 土砂災害の発生に警戒を

九州では夕方にかけて断続的に活発な雨雲が通過し、局地的には1時間に80mmを超える猛烈な雨となるおそれがあります。明日朝にかけての24時間でさらに多いところでは150~200mmの雨が予想されています。

6月30日(金)から7月1日(土)にかけて大雨も含めると総雨量が600mmを超えたところがあり、すでに地盤が緩んでいる可能性があります。そこに再び激しい雨が予想されるため、土砂災害や河川増水・氾濫などの危険性が高まります。厳重な警戒が必要です。

増水した河川や急な崖には絶対に近づかないようにしてください。雨が比較的落ち着いている時に、安全な場所へ避難するようにしてください。危険と感じたら無理に移動せず、家の中や今いるところで一番安全と思われるところで過ごすようにしてください。
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