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九州など局地的に強い雨で午後にかけて雨雲拡大 奄美大島は土砂災害に厳重警戒

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2023/06/21 08:23 ウェザーニュース

今日21日(水)は梅雨前線の北上と、上空に寒気を伴った低気圧が東へ進む影響で、西日本を中心に梅雨空が戻ります。

午後にかけては雨雲が東へ拡大し、局地的には雨の強まるところがある見込みです。

局地的に強い雨も 午後にかけて雨の範囲拡大

西から梅雨前線が北上し、九州や中国四国では雨が降り出しています。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいることに加え、朝鮮半島付近に上空に寒気を伴った低気圧が進んできているため、大気の状態が非常に不安定です。

局地的に雨雲が発達しているところがあり、8時までの1時間に山口県宇部市では13.5mm、福岡県の北九州空港では12.5mmのやや強い雨を観測しました。

今後は雨の範囲が東に拡大し、午前中のうちに中国四国の広範囲で雨が降り出します。午後になると近畿や北陸、東海にも雨雲が広がる見込みです。西日本では局地的に雨が強まり、本降りとなる可能性があります。外出の際は大きめの傘をお持ちください。
>>アプリで30時間先までの雨雲レーダーを見る>>雨雲レーダー

奄美大島では24時間に550mm以上の大雨に

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土砂災害危険度 21日(水)8時現在
昨日、線状降水帯が解析された奄美大島では、今日21日(水)も活発な雨雲がかかっていて、7時50分までの1時間に瀬戸内町・古仁屋では54.5mmの非常に激しい雨を観測。8時までの24時間雨量が370.5mmに達しました。また、奄美大島の南部では鹿児島県が自治体に設置した雨量計では、24時間に550mmを超える雨量が観測されたところもあります。

これまでの大雨により地盤が緩んでいて、島内を流れる河川も増水している状況です。8時時点で奄美市、大和村、宇検村、瀬戸内町に土砂災害警戒情報が発表されています。

午後にかけても断続的に雨が降り、しばらくは土砂災害の発生しやすい状況が続くとみられますので、急な斜面など危険な所には近づかないようにしてください。
>>現在の土砂災害危険度