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奄美大島は土砂災害の危険度高い
九州でも局地的に雨が強まる

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2023/06/21 05:38 ウェザーニュース

奄美大島は今日21日(水)も活発な雨雲がかかっていて、土砂災害の危険度の高い状況が続いています。梅雨前線の北上に伴い九州も広い範囲で雨が降り、局地的な強い雨に注意が必要です。

土砂災害警戒情報が継続中

昨日、線状降水帯が解析された奄美大島では、今朝になっても雨が降り続いています。瀬戸内町・古仁屋では5時30分までの24時間雨量が294.5mmに達しました。

奄美大島の南部では土砂災害の危険度が非常に高くなっていて、5時30分の時点で奄美市、大和村、宇検村、瀬戸内町に土砂災害警戒情報が継続中です。午後にかけても断続的に雨が降り、しばらくは土砂災害の発生しやすい状況が続くとみられますので、急な斜面など危険な所には近づかないようにしてください。
» 現在の土砂災害危険度

雨の範囲は午後にかけて拡大

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雨雲レーダー
また、西から梅雨前線が北上し、九州では梅雨空が戻ってきています。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいることに加え、朝鮮半島付近に上空に寒気を伴った低気圧が進んできているため、大気の状態が非常に不安定です。

局地的に雨雲が発達し、長崎県新上五島町・有川では5時30分までの1時間に24.5mmの強い雨、福岡県前原市では9.5mmの雨を観測しました。

今後は雨の範囲が東に広がり、午前中には中国・四国の広い範囲で雨が降り出す予想です。午後には近畿や北陸、東海にも雨雲が広がります。西日本では雨の強まる可能性がありますので、注意が必要です。
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