6月の南の空

天頂に「?」マークに似た星座を見つけたら、それはしし座です。別名「といかけ座」とも言われ、雨桶をかけるフックをイメージして名づけられたそうです。このフックが傾く頃、日本では梅雨がやってくると言われますが、大分傾いてきています。その一方で、夏の代表的な星座であるさそり座の1等星『アンタレス』が昇ってきます。

6月の北の空

北の空には、七夕伝説でおなじみの彦星(アルタイル)と織姫星(ベガ)が姿を現し始めています。よく晴れて明かりがなければ、両者を隔てる天の川を見ることができるかもしれません。その天の川を渡るように、はくちょう座も現れます。1等星のデネブ・アルタイル・ベガをつなげれば、夏の星座の代表格『夏の大三角』になります。