減災調査2016

5年の変化編

5年という月日は、人によっては“もう5年”と感じるかもしれませんし、“まだ5年”と感じるかもしれません。

震災時の意識は人々の中で変化しているのかどうか、伺った結果が以下の通りです。

2人に1人が津波をイメージ

5年前の震災時の記憶は、ほとんどの人がはっきり覚えている結果となり、その際の印象としては、2人に1人が「津波」と答えました。

地域で異なる「震災の印象」

各地域での結果を見てみると、秋田や山形は「ライフラインの途絶」の回答が多く、東北でも日本海側と太平洋側で印象が異なる結果となりました

また、福島、茨城、栃木は「地震の揺れ」が他の県よりもとりわけ多くなっています。

津波被害のない首都圏でも「津波」の割合が多いのは、テレビやネットなど、メディアからの津波の情報が印象として色濃く残っているからだと言えそうです。

被害が大きい地域の現状、認識に差

被害を受けた地域に関して、生活は5年前と比較としてどうなのでしょうか。

現地の皆さんの感覚と、それ以外の地域の方がどう思っているのかをお答えいただきました。

結果、現地の8割近くの方は『震災前に生活が戻っている』と感じているのに対し、それ以外の地域の方は4割しか同じ感覚をもっていないという結果になりました。

むしろ『震災直後とあまり変わらない』と思っている人が現地よりも、だいぶ多いというのが印象的です。

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