東京の新たなシンボル、スカイツリーは自立式電波塔として世界第1位(634m)の高さを誇る。その天望回廊は地上450m。首都を一望できる。その視界を守る“東京アオゾラそうじ”の舞台裏を密着取材した!
天望回廊の意外な仕組み
空の道を“歩く”
東京スカイツリー(以下、スカイツリー)の一番人気は、何といっても上部の展望台「天望回廊」からの眺望だ。
地上から高さ350mの天望デッキまで、天望シャトル(高速エレベーター)で約50秒。さらに天望デッキから天望回廊まで天望シャトルで約30秒。チューブ状の天望回廊に着く。回廊は塔を中心にらせん状に設けられており、451.2mのソラカラポイント(最高到達点)まで、緩やかなスロープを歩きながら360°の景色を楽しめるようになっている。
窓は上下に広がって、上部には遮るもののない空が、足元には東京の街並みがジオラマのように広がる。手すりから乗り出すようにして覗き込み、喚声を上げる観光客も絶えない。実際に歩いてみると、そこにガラスがあるとは思えないほどに視界がよく、まるで空中を歩いているような感覚だった。
天望回廊でクリアな視界を保つには秘密があった。窓ガラスを外から掃除する“アオゾラそうじ”の存在だ。窓ガラスは、厚さ6mmの強化ガラスを2枚貼り合わせた丈夫なものが採用されている。それにしても、地上450mの窓掃除とは、どのようなものなのだろうか。その知られざる裏側を探るべく、天望回廊屋上部へと向かった。