お天気を楽しむ逸品(15)

全天球カメラで天と地を丸ごと撮る!

最近、SNSや企業のHPなどで360°の全景パノラマ写真や動画を見かける機会が増えてないだろうか? 全天球カメラの「RICOH THETA (シータ)」シリーズの登場で、全景パノラマ写真や動画が気軽に撮影できるようになったのだ。スマホで画面に触れ画像を動かすことで、360°好きな方向を見ることができる。

360°の画像が撮影できる

全天球カメラとは、自分を中心に前後左右、天地の360°が撮影できるデジタルカメラで、RICOHの「THETA」(写真は最新モデルのTHETA S〔シータ エス〕)が先駆けとなった。さぞ複雑な機器かと思いきや、ごく軽く、シンプルなつくり。操作法も電源を入れたら撮りたいところでシャッターを切るだけだ。
片手で撮影できる
片手で撮影できる

驚きの画像処理技術

本体についているのは、魚眼レンズが両面に2つ。これで撮影した画像を、繋ぎ位置を検出したのち魚眼レンズ特有の歪(ゆが)みを補正し、さらに2枚の画像を合わせる処理によって、1枚の全天球画像(正距円筒図法)が生成される。もちろん動画の撮影も可能だ。
両面の魚眼レンズで全てを撮影
両面の魚眼レンズで全てを撮影
画像は、カメラ本体にはモニターに当たるものがないので、スマートフォンやパソコンに取り込んで専用のアプリで確認することになる。一脚などに「THETA」を取り付け、Wi-Fi接続した手元のスマホで画像を確認しながら撮影操作を行うことも可能だ。
スマホなどに取り込んだ画像は、画面を指でなぞる(スワイプ、ピンチ)操作をするだけで視点の方向を動かしたり、拡大・縮小できる。アプリで画像や動画の切り出し、トリミング、ビューの切り替えはもちろん、人気の駒落とし(タイムラプス)動画の作成も可能。
また、スマホの位置情報と映し出す画面を連動させる“バーチャルウインドウ”のモードも選べる。つまり、スマホ自体を空中にかざし、上に動かせば空の画像、下に動かせば地面、左右に回転させれば景色もスライドするなど、スマホの画面をあたかもファインダーのようにして、画像を楽しめるのだ。
上向きの画像から……
上向きの画像から……
横向きに、など自由に画像を動かせる
横向きに、など自由に画像を動かせる
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【商品情報】
商品名
RICOH THETA S/¥42,800(税込)
幅×高さ×奥行き
44×130×22.9mm
重量
約125g
画素数
1200万画素(有効画素)x2
内蔵メモリー
約8GB
インターフェース
マイクロUSB2.0、HDMIマイクロ端子
Full HD動画撮影可能
HP
https://theta360.com/ja/
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