鬼怒川の堤防が決壊し、住宅が押し流され、大規模洪水で多数の住民が孤立した。私たちは今回の災害から何を学ぶことができるのだろうか。
ダムは機能したのか?
氾濫から1ヵ月半後の鬼怒川
鬼怒川は栃木県日光市の鬼怒沼を水源とし、下流で利根川に合流する全長約177kmの一級河川だ。9月10日12時50分、その鬼怒川の左岸21km(利根川との合流地点からの距離)付近で堤防が決壊し、約40km2の広範囲が浸水した。
常総市役所
氾濫から1ヵ月半後、常総市を訪ねた。町は何事もなかったかのように日常を取り戻していた。浸水した常総市役所はその痕跡もないが、罹災(りさい)証明書の申請や相談に住民が訪れていた。その常総市役所に近い豊水橋から眺める鬼怒川は静かにゆったりと流れていた。
普段は穏やかな鬼怒川
しかし、豊水橋から10kmほど上流に行った三坂町の光景は一変する。家や電柱は傾き、簡易舗装の道路は砂が覆っていた。ひっくり返った車が放置されている。まるで津波被害を受けたようだ。決壊した堤防から流れ出した水の勢いがいかに強かったかが一目でわかる。
今も家や電柱は傾いたまま
この続きは、スマートフォンアプリ「ウェザーニュースタッチ」にて会員登録(有料)していただくとご覧いただけます
この続きは、ウェザーニュース会員(有料)に登録していただくとご覧いただけます