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毎日接している天気予報。誰にとっても暮らしの一部になっているが、その天気予報が3年8ヵ月以上にわたり、いっさい報じられない時代があった。
戦時中は、天気予報がまったく報じられなかったという話は以前から聞いていた。それが本当なのか、新聞の縮刷版をめくってみた。日本がハワイの真珠湾攻撃を行い、太平洋戦争が始まった1941(昭和16)年12月8日、朝日新聞(東京本社)には、次のような天気予報が掲載されていた。