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傘調査2015

傘の出番が倍に増えてくる梅雨の季節に、みんなの傘に対する意識や実態について調査。
「ウェザーニュース」のモバイルコンテンツをご利用の皆さんに8つの質問をし、傘事情を探りました。

【調査期間】2015年6月16日〜7月10日
【参加人数】56,894人(男性28,924人  女性16,698人  不明11,272人)

1

よく使う傘は?

一番人気は「長傘」

一番使う傘の種類

約半数が長傘を愛用

よく使われている傘の種類を調べるため、長傘・折り畳み傘・ビニール傘・その他の中から「あなたがよく使うのは?」と聞いた所、全国の56%が「長傘」と答え、次いで、25%が「折りたたみ傘」と答えた。

一番使う傘の種類(男女別)

女性は長傘派
男性は折り畳みとビニ傘愛用傾向

男女で見ると、人気傾向がくっきり分かれ、女子は長傘、男子は折り畳みとビニ傘など実用的な傘の割合が人気となっている。

可愛い長傘をオシャレ感覚で楽しむ女性も多いのかもしれない。

2

一番使う傘の色は?

みんな大好き「青系」傘

一番使う傘の色

不動の人気、紺・青系

「あなたが一番使う傘の色は?」と聞いた所、約3割が紺・青系と答え、これまで2008年、2014年と行ってきた調査を通して、不動の1位の座を守った。

一番使う傘の色(男女別)

男性は青・黒派 女性は青・赤派

男女別で次点を見ると、男性は黒、女性は赤と真逆の結果となった。男性の方が傘の色で冒険はあまりしないようだ。

3

自分の傘に愛着ある?

傘を愛する佐賀県民

愛着指数 都道府県別 上位5位
順位 都道府県 愛着指数
1 佐賀県 0.743
2 東京都 0.726
3 鳥取県 0.717
4 福岡県 0.715
5 神奈川県 0.714

※愛着指数の計算方法は、とてもあるを2、あるを1、無いを−1として計算しています。

傘を愛する県民1位は佐賀県、2位は東京都

傘への愛着を調査するため、「あなたは自分の傘に愛着がありますか?」と聞いた所、19%が「とてもある」、55%が「ある」と答えた。さらに、回答から愛着指数を出してランキングしたところ、傘を一番愛する県民は佐賀県、次いで雨にぬれるのが嫌な東京都が2位という結果になった。

また、ちょっと面白い結果となったのは、「一番使う傘は?」の質問の結果と照らし合わせると、長傘・折り畳み傘を使用している人ほど傘に愛着が強く、「無い」と回答した方が使う傘は 44%がビニール傘で、突然の雨に降られた時など、やむを得ず傘を買った背景が愛着のなさにつながっていると考えられる。

傘のタイプと愛着の関係
とてもある ある ない
長傘 70% 61% 37%
折り畳み傘 25% 27% 18%
ビニ傘 4% 11% 44%
その他 1% 1% 1%

4

どんな時に傘買った?

傘選びは店頭じっくり

傘を買ったシチュエーション

傘選びは4割が「店頭でじっくり」派

「1番使う傘、どんな時に傘買った?」と聞いた所、全国では4割は「店頭でじっくり」、次いで4人に1人が「突然の雨」で買ったと答えた。また7人に1人が「もらった」と回答。傘は贈り物としても選ばれているのかもしれない。

傘を買ったシチュエーション(男女別)

男性は突然の雨で傘を買い、
女性は一目惚れの衝動買い!

さらに男女別に見ると、「一目惚れ」で買ったと回答した女性の割合は男性の2倍、反対に「突然の雨」で買ったと答えた男性の割合は女性の2倍となった。ビニール傘の年間購入本数の調査では、男性は 1 年間に 1.1 本、女性は 0.7 本購入しており、男性が“突 然の雨で”傘を買うことが、ビニール傘購入数にも表れているようだ。

5

傘を選ぶ1番の決め手は?

傘選びの基準は色柄

傘選びの基準

傘選びの基準
まずは色と柄、次に強度

傘を購入する基準を調査するため「傘を選ぶ1番の決め手は?」と聞いた所、一番多かった回答は、全国で「色と柄」の28%、次いで「強度」の24%となった。ただ、強度と値段はほぼ同じくらいの割合となっており、傘選びには好みと値段のジレンマが発生していそうだ。

傘選びの基準(男女別)

女性は色と柄、男性は強度or値段

男女で見ると一番の基準は異なるという興味深い結果に。女性は半数が「色と柄」というファッション性、男性は「強度」と「値段」という実用的な基準で傘を選ぶという明確な違いが見られた。

6

ビニール傘何本買った?

ビニ傘購入 全国平均0.95本

年間ビニ傘購入数

1位は東京都の1.2本

「ここ1年でビニール傘何本買った?」と聞いた回答結果をまとめると、全国平均で1.0本購入していることが分かった。都道府県別で見ると、一番ビニール傘を購入しているのは東京都で平均1.2本、次が大阪府だった。 一方、1 番少ないのは長野県の 0.63 本だった。

また、本数の多いエリアを見ると、車社会ではない大都市のあるエリアが目立つ。1位の東京は昨年行った「世界の傘事情調査」で日本で最も雨で濡れるのを気にするエリアだった。不意の雨で、傘を購入する人が多いと考えられる。

年間ビニ傘購入数(男女別)

男性は女性の1.5倍購入

男女別で見ると、女性は0.7本、男性は1.1本と、男性は女性の1.5倍購入していると言えそうだ。
外を回る仕事の多い男性は、突然の雨などで傘を購入する機会が多いのかもしれない。

7

傘、どのくらい使ってる?

長く大切No1は北海道

傘の使用年数

全国平均は約4年2ヶ月
第1位は北海道の約5年4ヶ月

「1番使う傘は何年以上使ってる?」と聞いた回答結果をまとめると、全国平均で約4年2ヶ月使用していることが分かった。都道府県別で見ると、傘長持ち県民ナンバー1は北海道。全国で唯一5年を超え、反対に傘の寿命が一番短い沖縄は3.6年だった。

調べると、年間降水量が少ないエリアほど傘の使用年数が長く、多い地域ほど使用年数が短くなる傾向があった。特に下位5県には、沖縄県・熊本県・高知県・鹿児 島県など台風の影響をよく受ける地域が目立っており、台風による荒天が使用年数を短くする原因として考えられそうだ。また、1位の北海道は雪の季節に傘を使用しない人が多いため、傘が長持ちしているのかもしれない。

傘の使用年数(男女別)

女性は男性より半年以上長く使用

男女別で見ると、女性は男性より半年以上傘が長持ちしている傾向が見えた。一般的にビニ傘や折り畳み傘より壊れにくい長傘使用率が高いことが長持ちの要員と考えられる。

8

傘を替える理由は?

7割が壊れて傘購入

傘を替えた理由は?(男女別)

男性、女性の1.6倍傘を紛失

「以前の傘をやめた理由は?」と聞いたところ、一番の理由は68%の人が答えた「壊れたから」。次いで19%の「失くしたから」という結果になった。

どんな傘が欲しいか?という問にコメントを男女別で見ると、男性は女性の1.6倍、傘を紛失していることがわかる。

一番傘が壊れた「和歌山県」
一番傘を失くした「長崎県」

都道府県別で見ると、一番傘を壊しているのが和歌山県、そして傘をなくしているのは「長崎県」という結果になった。

傘を替えた理由 都道府県別 上位5位

壊れたから
1 和歌山県 76.0%
2 岡山県 73.2%
3 島根県 72.6%
4 静岡県 72.2%
5 岩手県 71.9%
失くしたから
1 長崎県 28.2%
2 沖縄県 25.1%
3 新潟県 24.2%
4 福井県 24.0%
5 福岡県 23.9%