室内で「熱中症注意」の時間一日平均2時間21分

8月の屋内と屋外で熱中症の危険性が高まる(30℃以上)時間(※)について解析しました。

  • 室内の熱中症危険の時間、全国平均で2時間21分
  • 熱中症危険時間は晴れの日の方が、曇りの日に比べて約3倍
  • 熱中症危険の時間帯「13時~17時」
  • 節電の影響で関東で室内の熱中症危険度増

1、熱中症危険の時間を全国で解析

全国(※北海道除く)で屋外と室内の熱中症危険の時間を、エリア別、また、室内に関しては、天気別でも解析してみました。

熱中症危険の一日平均時間
全国平均 2時間21分
熱中症危険の時間帯
全国平均 13~17時
1日当たりの熱中症危険時間(8月平均)
  屋外 屋内
晴れ 曇り 曇り一時雨 平均
東北 29m 2h8m 1h 1h 1h12m
関東 3h52m 6h18m 1h15m 40m 3h29m

中部

3h27m 4h22m 1h 0 1h46m
北陸 4h35m 4h8m 1h20m 13m 2h19m
近畿 6h23m 3h34m 1h18m 50m 2h12m
中国 4h36m 4h34m 1h27m 0 2h29m
四国 5h25m 6h49m 3h35m 2h43m 4h25m
九州 3h29m 2h15m 40m 34m 58m
全国 4h2m 4h16m 1h27m 1h 2h21m

2、熱中症危険時間を建物環境別に解析

屋外と室内の気温の熱中症危険の時間を建物環境別で解析してみたところ、ほとんどの時間がやはり午後。午後は部屋の気温が30℃を超える危険性があり、熱中症に注意が必要です。

1日当たりの熱中症危険の時間と時間帯
(8月平均)
構造
木造 鉄筋・鉄骨
2時間44分 2時間28分
13時~16時 13時~16時
日当たり
良い方 悪い方
2時間39分 2時間37分
13時~16時 14時~17時
風通し
良い方 悪い方
1時間59分 3時間34分
13時~16時 13時~16時
※算出法:各シチュエーション毎で熱中症危険のピーク時間帯を算出。
全国総和で30回を上回った時間を該当とする。
室内で熱中症の危険性が高まる時間帯は、屋外で暑さのピークを迎える前後2時間。建物の環境別に見てもその傾向に大きな違いはありませんでした。ただ、日当たりが悪い部屋では、他の条件に比べて、熱中症危険時間帯が1時間遅い傾向にあることがわかりました。

【参考】みんなの「暑い」と気温の関係

室内の体感で「暑い」と感じる暑さを、室内の気温と、デンキ予報の体感報告のデータで計算しました。

↓赤いラインが熱中症危険ライン

関東 室内の気温と体感との相関

各エリアごとの「体感」で「暑い」と感じる暑さを計算。北海道では、全国平均より約4℃ほど低い気温で暑いと感じる頃がわかったため。この分析では北海道を対象外としています。
室内で「暑い」と感じる気温
北海道 25.9
東北 30.2
関東 30.7

中部

30.3
北陸 29.6
近畿 30.0
中国 29.7
四国 30.7
九州 30.0
ポールンインサイド解析結果TOPへ